某顔面国宝に転生したので死んだ目をしながら今日も頑張る【東卍】

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『……あぁ、プリリズしたい』


「？ なんか言った？」


『なんでもないよー』





青宗くんと遊んでいると、唐突に前世であったゲームがやりたくなった。
小一の頃に出たから、今頃親の金使いまくってゲームをしていた。
あのストーンがいいんだよ。


時代はまだ1990年代。
平成に入ってはいるものの、2000年代までは入っていない。
くそう…過去に産まれるとか聞いてない。






「美月、最近学校どう？」


『……………………た、楽しいヨ』


「…本当は？」


『ぼっち辛い』






一向に友達が出来ないのはなんでだ。
勇気を出して話しかけようとすると、皆逃げていく。
私のお豆腐メンタル舐めないで…脆いんだよ。


先生も酷いと思うんだよ。
二人一組になってー、とか。
小一でぼっちの私はどうすればいいんだよ。


まあ、佐野くんが誘ってくれたおかげで何とかなったけど。
終始ほぼ無言でしたがなにか。






「……やっぱり俺たちと同じ学校にすれば良かったのに」


『今更転校してもね…でも、休みの日とか学校が終わった時は青宗くんと遊べるし、赤音ちゃんとココイチくんもいるから』


「うん…あ、ヒトカゲ負けた」


『私のピカチュウ最強なりー』






そんなことを話しながらゲームボーイでポケモンをしていた。
レッド様のピカチュウに近づけるよう頑張ろう。









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