某顔面国宝に転生したので死んだ目をしながら今日も頑張る【東卍】

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学校が終わり、部活も習い事もなく一人寂しく下校していると、どこからか視線を感じた。
転生して以来、ストーカーやヤンデレなどの面倒臭い輩に付きまとわれるという最悪な経験があるため、視線察知能力があがったのであった。



くそっ…三日月顔は全てを狂わせる。


チラッと視線がした方を見ると、なんということでしょう。
三ツ谷君ではありませんか。あと知らないリーゼント君。



前世、私は平成生まれと言っても今私が生きている時期位に生まれ、令和のJKに染まっていたから心の中であのリーゼントだせぇなーと思っていた。
まあ、この時代だとカッコイイのだろう。




『三ツ谷君』


「あ、三条。もしかして気がついたか？」


『視線がしたからね。ところで三ツ谷君、隣の彼は？』


「コイツはマイキーに気に入られた東卍新メンバーのタケミっちだ」


「は、ははははじめまして！！ は、花垣 武道です！」


『幼い頃に目が進化(メガシンカ)した三条 美月です』


「進化っていうより、退化じゃないか？」


『見てよ、徐々に輝きを失っていってる目を』


「綺麗な三日月模様だな」




え…なに、口説かれてる？？
と、思ったけど三ツ谷君は普通にどストライクに言う子なので、本当に思っていることなのだろう。


美月、照れちゃう。


それより、タケミっちと呼ばれた彼だが何故か私を見て固まっていた。




『大丈夫？』


「ファンです！！ サインください！！」


『どういう返答？？』





でもその返しは初めてだから10点。





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