某顔面国宝に転生したので死んだ目をしながら今日も頑張る【東卍】

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季節は春。
時間はあっという間に過ぎて私は小学校を卒業し、中学生となった。
中学は女子中で、またもや青宗くんが駄々こねたけど今度はココイチくんも一緒に宥めてくれた。助かったぜ。


にしても中学か…あ、ダメだ。いい思い出が無い。
私頭悪いからなぁ…高校なんて正直中学の勉強ほぼ忘れてたし。
こんな容姿してたら天才美少女☆だと思ってたのに…なんでだよ。


容姿がおじいちゃんだからか？？




「あ、美月ちゃんおは……わぁ、すっごい似合ってる」


『赤音ちゃんおはよう』




朝、家から出て少し歩いていると赤音ちゃんと遭遇。
赤音ちゃんはあの後無事目を覚まし、皆の涙腺を崩壊させた。
ココイチくんが一番凄かったけど。まあ好きな人だもんね。




「青宗から聞いてたけど、本当に制服似合ってるネ〜。まるで美月ちゃん専用みたい」


『言い過ぎでは？？』





さすがにそれはないって。



赤音ちゃんは高校を卒業して、看護学校に進学。
看護師になりたいと聞いた。
こんな美人な看護師にお世話されたら幸せそう。





「中学でお友達出来た？」


『見られた時全員ぶっ倒れたけど、今じゃ普通に仲良いよ』


「あ、やっぱり？」




入学式とか本当にヤバかった。
上級生と保護者は皆私見てくるし、先生もチラチラ私見てて気が抜けなかった。
おしり痛いし、視線痛いしで地獄の入学式だったと記憶した。





「でも美月ちゃんが青宗と同じ中学入ってたら、不良辞めたのかなぁ」


『うーん…それは無いんじゃないかな。前から憧れの人がいるって言ってたし』


「あ、確かに」





あの美形幼なじみはなんと不良になった。
マジか…と思ったけど、青宗くんが決めたことなら止めない。


流石に危ないこととかは止めるけど。
そしてこの世界に転生してつい最近分かったこと。





不良多すぎやしませんかね？？





尋常じゃないほど不良が多い。
真一郎さん達が現役の時なんとなく、不良多いなーとかは思ってたけども、ココ最近家出たら絶対に不良と出会うんだよなぁ…


んで、私の顔見るなり襲ってこようとするが、私はこれでも剣道で段持ちなので、部活や教室の関係で持ってる竹刀でぶっ倒すけど。
剣の才能あって良かった。




「それじゃあ、私こっちだから。学校頑張ってね」


『うん。赤音ちゃんも頑張ってね』







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