某顔面国宝に転生したので死んだ目をしながら今日も頑張る【東卍】

＿‹17›＿ ページ17

.






それから私は青宗くんと一緒に真一郎さんの仕事風景を見ていた。
バイクとか全然分かんないけど、見てみると結構面白いな。
無免許の癖してよく店開いたなーって思ったけど、器用なものだ。




「にしても、相変わらず死んでるよな美月の目」


『真一郎さんは深淵のような目してますよね』


「深淵言うな」


「やっぱ、戻らないの？」


『多分無理』





でも母が言うにはアイスや和菓子などの好物を食べている時は目が生き生きしているらしい。
前携帯に写真送られてきたけど、女体化三日月が美味しそうに和菓子頬張ってる感じだった。


青宗くんに写真を見せると胸の部分抑えた。
なんか見たことある。




「それはそうと美月、学校でエマ以外に友達出来たか？」


『ん？ これは喧嘩を売られているので買いますよコノヤロウ』


「売ってない売ってない！！」




今こそ、数年間鍛えた剣術のお披露目時だ。
しないけど。




『そうですかー…みじん切りにされたい時は何時でも言ってください。刀持って駆けつけます』


「勘弁してください」




と、三人で楽しく会話していると真一郎さんの名前を呼ぶ声が聞こえた。
声のした方を見ると、店前に銀髪の褐色肌の美少年がいた。




「おう！ 久しぶりだなイザナ」


『…青宗くん知ってる？』


「いや…」






イザナ…外見と名前からしてハーフかな。
臨無、折原臨也のを組み合わせてみたけど…うん、あれはちょっと特殊だから多分エマちゃんと同じ片仮名だな。





『真一郎さんの知り合いですか？』


「ん？ おう！ 俺の弟だ！」


『ほへー…………え？』




佐野家複雑なのか？？






.

＿‹18›＿→←＿‹16›＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す