▽苗字を英語で言うのは面白い ページ4
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その日、大学からの帰り道。
いつも通り、一通りの多いところから家に向かって帰っていると、不良に絡まれてしまった。
どうしよう…こういう時に弟たちがいてくれたら…なんてタラレバの話を思いついても意味が無い。
恐怖で足が竦んでしまう。
「や、やめて!」
「へぇー? アンタすげぇいい見た目してるなァ。一発やるか?」
「さんせー!」
「っ」
怖い。どうしよう、助けて。
誰か、助け─────
『フィールドグランド、パインフィールド、フェザーパレスぅ! やぁーっておしまい!!』
「「おう」」
「え…」
突如現れたサングラスを付けた女の子の声と同時に後ろにいた男の子達が不良達を次々と倒して行った。
凄い…。
「な、なんで東卍がここに…!!」
「あー? いちゃわりぃかよ」
「ヒッ」
とーまん。前に弟とその幼なじみの口から聞いた言葉。
たしか凄い強い暴走族とかだったはず。
『大丈夫ですか?』
「あ、はい…少し、腕を掴まれただけだけど…助けてくれてありがとう」
『私の辞書に美人を助けないという言葉は無いので』
「お前はなにもしてねーだろうが」
『うるせー! こんなか弱い乙女に戦わせようとすんな!』
「「か弱い??」」
『バカとバナナ、お前ら覚えとけよ』
さっきの不良達を倒したのか、戦ってた子達がコントのように話していて面白く、笑ってしまった。
私が笑うと目の前の女の子は先程まで掛けていたサングラスを外してニコニコ笑っている。
わぁ…凄い美人。
女の私でも見惚れるくらいの美人だった。口は悪いけど。
『不良が襲ってきた後なんで、家まで送りましょうか?』
「そこまで迷惑をかけられないよ。でもすぐそこだから大丈夫」
『そうですか…』
少ししょんぼりとしている。
そんな姿も可愛くて、こんな妹がいたらなーなんて思ってしまう。、
「ねえ、もし良かったら連絡先交換しない? それで今度一緒に遊びに行こ?」
『っはい! 私、財前Aって言います!!』
「Aちゃんか。私、乾赤音。よろしくね」
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明理(プロフ) - イッキ見しました!めちゃくちゃ面白い…!続きって書かれないのでしょうか?出来れば書いて欲しいです。1000年くらい待ってます!! (10月8日 9時) (レス) @page21 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
雪ん子(プロフ) - 続きめちゃくちゃ楽しみです!!更新はもうされないのですか? (7月23日 0時) (レス) id: fa924563b5 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - ここまで一気に読みました!面白かったです。続きを恵んでーーーーーーー! (2023年1月12日 17時) (レス) id: 56bf4b609c (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 最高です、、続き読みたいので時間ある時に更新してもらえたら嬉しいです!完結まで読みたいです!! (2022年12月24日 0時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
つむり - 名前いつのまにか変わってて間違えました、すみません。はる改めつむりです。相変わらずお話とても大好きです。伝説持ち主人公ちゃんが可愛くて面白くて素敵です!これからもいつまでも楽しみにしてます!! (2022年3月28日 0時) (レス) id: f0e507d6e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2021年9月7日 16時