2.黙ってれば美人な幼なじみ【東卍】

▽個人の意見は使いやすい ページ3

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俺と場地さんは財前さんの家にお邪魔した。
場地さんと幼なじみって言ってたけど、チビって誰だ…？？




『へいお待ち！！！今日は今が旬のキンキンに冷えたお湯！！ 期間限定だからんなー！』




いや、キンキンに冷えたお湯って…ただの冷えた水じゃ…なんて野暮なツッコミはしない。
しない方がいい。





「えっと、改めまして。松野千冬です」



『ふゆっぺな。よろ』



「ふゆっぺ！？！？」



『ふゆっぺはケースケの部下なんだっけ？』



「あ、はい！ 副隊長をやってます」



『ん？ 副隊長ってはねみーじゃ』



「俺です」



『え』



「お、れ、です！！」



『へ、へい』





一番隊の副隊長は一虎くんじゃなくて俺だから。(※個人の意見です)
一虎くんより俺の方が絶対に副隊長に向いてるし！！(※個人の意見です)

てかあの人、財前さんからはねみーって呼ばれてんだ。




『え、コイツとはねみー仲悪いの？』


「いや逆だな」


『あー、そーゆーことね。完全に理解した』


「ほんとか？」


『喧嘩してないほど仲が悪いってやつ！』


「理解してねーじゃねえか！！」




「ポプテピパロくらいさせろよ！！」「ぽぷてぴってなんだよ！！」と言い争ってる二人。
あと場地さん。普通に逆とか言わないでください。




『はねみーが嫌いなの？』



「嫌いです！」



『うわ、めっちゃハッキリ言う。何がそんなにアイツ嫌いなんだよ？』



「あんな見た目で家庭的なとこです！！」



『そこ？？』




一虎くん、頭でバナナ栽培して首に刺青入れてるくせに料理出来るし、洗濯できるし、親孝行もしてる。
意味がわからない！！





「へー、そんなこと思ってたんだ」


「ゲッ、一虎くん！？ なんでここに…！」



「母さんからAにって届けに来た」



『あざま』



「え、てかなんで思ってたことがバレて」



『ふゆっぺ口に出てたぞー。あともし喧嘩すんなら庭でやってくれよ。家壊されたらデコピンの刑に処すから』


「………ん」





財前さんの口からデコピンという言葉が発せされると固まる一虎くん。それと場地さん。
しかも心做しか震えてるように見える。

何があったんだ？？








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