＊＿8 ページ8
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『んへへ……』
「乙骨さん、なんだか凄い上機嫌だけど…どうしたの？」
「あー…」
午前中、Aはプライベートの事情は一切持ちこまないで真剣に仕事をしていた＿＿＿が、
昼休憩の時間に入った途端Aはスマホを出してなにやら確認していると、バタンっとディスクに頭をぶつけた。その行動に皆が心配していた。
あの阿呆…嬉しいのは伝わってきたけど人様の迷惑にならないようしなさい。
「実は昨日、好きな人と再会したらしいです」
「えーっ！？ 何それ詳しく」
「私もそこまで詳しくないんですけど…」
先輩の光井さんに事情を説明する。
この人結構恋バナとか好きだからなあ…既婚者なのに。
「十九年も…！？ それはもはや狂気ね」
「本人的には純愛らしいですよ」
「純愛の域を越えてる」
ほんとそれなですよ。
すると光井さんが「でも…」と口を開ける。
「そんなに一人の男性を思い続けてるって…なんか、良いわね」
「そうですね…一途なところがAのいい所です」
光井さんと一緒に嬉しそうにスマホをいじっているAを見ていると、突然Aが動きを止めた。
よく見ると耳が凄い赤い。
「どうしたのかしら？」
「あー、なんか察し」
Aは椅子から立ち上がってこちらにやって来た。
そして光井さんに一旦挨拶をしてから私の手を握る。
『な、なななな奈々！！！』
「おーおーどったの」
『で、ででデートに誘われた…！！』
「まあ！」
やっぱり。
あんなに耳が真っ赤になってれば何となく予想がついた。
目を見ると少し目が潤んでいる。そこまでか。
『どうしよう…私昨日から幸せすぎて罰当たりそう』
「十九年も想ってたんでしょ？ 罰より報われてるのよ！」
『へ…どうして光井さんが？』
「私が教えました」
『奈々さん！？』
あたふたしているAを他所に「応援してるわ」と言って去っていった光井さん。
カッケェ……私もいつかあんな大人になりたい。
「いつ？」
『今度の休み』
「そっか……私も応援してるから頑張れ」
『うん…！』
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うさ - 鶴蝶大好きなので作品様に出会えて嬉しいです！もっと鶴蝶夢が増えたらいいな〜と思います (2月16日 6時) (
レス) @page6 id: f5f3f838b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるりんちょ - 鶴蝶推しなので尊死Ω＼ζ°)ﾁｰﾝしましたw (6月9日 17時) (レス) @page25 id: 9ac05528fb (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 完結おめでとうございます！主人公の温厚で一途な所が乙骨家の血感じて好きです。個人的に五条さんとの初対面エピソード読んでみたいと思いました。今後も執筆応援しております。 (2021年12月27日 14時) (レス) @page28 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - わぁぁぁぁ！完結おめでとうございます！めちゃ面白かったです！ありがとうございました！！ (2021年10月23日 13時) (レス) @page26 id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します…！！ 完結おめでとうございます、滅茶苦茶素敵でした…!! 特にクロスオーバー物という点もあり、とても楽しんで読ませて頂きました(´˘`＊) これからも応援しております、頑張って下さい(*ˊˋ*) (2021年10月23日 4時) (レス) @page27 id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雄里
| 作成日時：2021年9月12日 14時
