失礼な、純愛だよ【鶴蝶】

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「従弟もいたんだな」


『うん。私より一回りくらい下の子で、凄い友達思いのいい子なんだよ』


「そうなのか」





メールを確認すると、今度から海外に行くということで一度会えないかという事だった。
ひえー…高専って海外にまで行くんだ。
後で予定確認してみよう。


そして朝食が完成し、ベッドの方に運ぶよと言ったのだが普通にテーブルで食べると引かなかったので二人で一緒に食べることとなった。
あれ、私鶴蝶くんと結婚してたのか…？？





「«速報です。本日早朝、東京湾で白骨化が進んだ遺体が複数発見されました。いずれも頭蓋骨に一発の銃痕、また体を刃物で切り刻まれた痕を確認。被害者たちは拷 問にあったとみられ、身元の確認を急ぐと共に警察は梵天の犯行であるとみて捜査を＿＿＿»」


『梵天…か』


「……」





私はチラッと鶴蝶くんを見たが、特に気にしている様子はない。梵天の反抗じゃないのかな。
私には関係ない事だと思い、すぐにテレビに視線を移しチャンネルを変える。
食事時にこのようなニュースはやめて欲しい。




『…あ、そう言えば今度あのタケミチが結婚するんだよ！』


「！ タケミチが…！？」


『うん！ 中学の頃から付き合ってるヒナちゃんって子と。…鶴蝶くんは』


「無理だな。あと、今のアイツに今の俺は知られていないからな」


『そっか…よかったら、写真は送るよ？』


「いや…大丈夫だ」






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