副店長.4 ページ4
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「こんにちは! 僕、江戸川コナンです」
『…………フッ』
「(鼻で笑われた!?)」
ごめん、決して名前で笑ったわけじゃないんだ。
原作除いて、ちっちゃい頃から知ってる人物にこうも挨拶されると面白いなーって。
だからそんなしょんぼりした顔しないで、叔母さんが悪かったから!!!!
「や、やっぱり僕の名前変かな…」
『いや、君の名前で笑ったわけじゃないんだ。知り合いの子に似てたら…それにコナン、なんてインパクトがある名前だし、私は好きだよ』
「ほ、本当!?」
『ほんとほんと』
目の前で嬉しそうに頬を染めているのは江戸川コナン、もとい工藤新一。
いやー、ついに原作始まっちまったな。
取り敢えず私は何も手出ししない方向でいきます。関わったら一般市民の私は確実に即死する。
私は死にたくありましぇん!!
『いやー、本当にちびっ子の時の新一君だね』
「あ、アハハ……し、新一兄ちゃんとは親戚だからね」
と言っても設定上、めっちゃ他人だよね。
君の顔、普通に有希子さんの遺伝子受け継いでるし。言わんけど。
『そっか。じゃあコナン君、ご注文は?』
「アイス…じゃなくてオレンジジュース!」
『コーヒーじゃなくてもいいの?』
「え、」
『だって、さっきからコーヒー豆見てたし…本当はコーヒーなんじゃないのかな?』
「………変、って思わないの?」
なるほど、やっぱそれを気にしてたか。
まあ私としては君の真の姿知ってる訳でして…一人の時くらい新一君に戻してあげる、というかコナンじゃなくて新一としていてほしい。
そうじゃないと自分を忘れそうになるだろうし。
『私はそう思わないよ。大人でもコーヒー飲めない人はいるし…それに私だって君くらいの頃にコーヒー普通に飲んでたし』
「そ、そうなの!?」
『もちろん。人の好きな物は人それぞれなんだし、君は君の好きなのを選ぶといい。ここは喫茶店だし、特に今は私と君しか居ないからね』
「……うん! じゃあオレンジジュースじゃなくてアイスコーヒーで」
『かしこまりました』
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ちぃ - 続きが見たーーーいです! (2021年6月24日 18時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - 面白いですね!これからの展開が楽しみです!更新がんばってください!! (2021年5月10日 23時) (レス) id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました!!めっちゃ続きが気になります!!更新頑張ってください! (2021年5月9日 19時) (レス) id: 61644e4b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作成日時:2021年5月9日 0時