私の同期の奴ら、ろくな死に方してなくてワロタ(涙目)【名探偵コナン】

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取り敢えず、お守りを買ってみた。
旅行安全、交通安全、安全祈願、成功成就。
諸伏くんは何となくで買ったけど、他三人は死因で選んでみた。



伊達君は事故死しちゃうらしいので、交通安全で。
松萩コンビは爆死…多分爆弾処理班にでもなるのだろうからこの二つ。
しかし、ここでとある問題が発生する。





『せ、接点がねぇぇぇ…！！』


「っ！ なになに今度はどうしたの！？」


『とある特定の人物にどうやって物を渡すか』


「え、好きな人でもいるの？」


『私の好きな人は今も昔も画面の向こう側だよ畜生』





松田君はあの時の男女混合の時しか接点ないし…他の三人なんて喋ったことないんですけど。
こんな見ず知らずの女にお守り渡させるとか気色悪すぎだしな…ハッ↑ハー！
………マジでどうしよう。



頑張って話しかける…？ いやあ、でもあの降谷と愉快な仲間たちの中に行くのは100%勇気が必要だ。
特に降谷君とか女子に絡まれるの鬱陶しいとか思ってそう(偏見)



本日一緒に昼食を食べていた友人の奈名はトイレに行くと、席を立ち現在ぼっち飯なう。
……奈名のプリンこっそり食べようかな。
私が奈名のプリンに手を伸ばそうとした瞬間「ねえ」と声をかけられた。




『わ、私は友人のプリンを盗み食おうなんて一切思っておりません！』



「プリン…？ なんの事かわかんないけど、君だよね！ 陣平ちゃん投げ飛ばした子だよね！」



『アッハイ！』





うおっ…顔面偏差値が高ぇ
そんなこと思っていると萩原君は流れるように私の隣に座った。
い、イケメンはやることが違うな……



「俺、萩原研二。君は？」



『い、一ノ瀬 眞希と言いまする…』



「眞希ちゃんね！」



カッ──！！ 初対面から名前呼びとかコミュ力カンストしてんのか。
まあ別に男子からの名前呼びは特に抵抗ないし、いいんだけどさ。




『じゃあ私、君のことお萩君って言うね』



「俺食べ物じゃないよ？？」



『意外と髪の毛とか美味そう』



「発想怖すぎない！？」



って、雑談してる場合じゃなかった。
ご飯は食べ終わってるし、お守り渡してさっさとトンズラしようではないか。
奈名には後で謝っておこう。すんまそーん。



『お萩君』


「なに？」


『お守りあげっから、長生きしてね！！ んじゃ』


「えっ…ちょ、ちょっと待って？！」



私はお盆を持って逃げるように席を立った。
後ろでなんか言ってるが、わーわーきこえないー。




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