後輩に貢がれた【乙骨憂太】

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乙骨イメチェン騒動が一段落してから数日。
いつもの如く、私の生きる糧である推し活(課金)をしていたのだが、最近矢鱈と乙骨が絡んでくるようになった。



ある時は乙骨の任務が終わってきた時、






「Aさん！ これ、任務先で買ってきたお土産です」



『…！ ありがとう。有難く貰うよ』





ある時はオフの日、





「一年の皆と作ったお菓子なんですけど…良かったら受け取ってください」



『へぇ…！ 美味しそうじゃん』



「でも僕が作ったやつなんであんまり上手くいかなかったんです…すみません」



『いーよいーよ。気持ちが篭ってれば私なんでも食べれるから』





つい最近では、




「これ、その…Aさんに似合いそうだなと思って」



『ﾋｪｯ……』















『ヤバい、乙骨が貢いでくる』



「«それ前にも言ってなかったか？»」





私は頼れる同級生に相談した。
ごじょせん？ アイツはダメだ。
日下部Tは任務であんまりいないし、冥の姉貴は金取られそうだから論外。





『言ってた気がする……てか秤いつまで停学なの？ 綺羅羅がついて行ったから私ボッチなうなんだけど。
早く戻ってこのボッチな学校生活を終わらせて…同級生でしょ！？』



「«そこはトモダチじゃないんだな»」



『秤は金についてはダメだけど、信頼と信用の出来る年上の同級生って感じだから』



「«Aそれすっごいブーメラン〜»」



『どこがブーメランだよ。ギャンブルより金の方が大事だろ！！！ あんな負けたら金がぶっ飛ぶゲームの何がいいんだか』



「«そういうとこ。課金も同じようなものじゃーん»」



『同級生冷たすぎてAちゃんマジつらたん』





くそっ、なんだってこういう時は役に立たないんだ。






『去年の交流会の時が懐かしい…っ！』



「«あ〜、人数合わせで来た時の。アレは凄かったよね〜»」



「«解呪前だったからな。今はもう解呪してんだろ？»」



『百鬼夜行の時に解呪済みだよ。私達は京都に遠征中で連絡遅れたけど』



「«そこで金ちゃんは停学喰らったもんね»」



「«うるせぇぞ»」







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