後輩に貢がれた【乙骨憂太】

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「«へぇ〜。それじゃあA、乙骨と付き合ったんだ。おめおめ»」



「«二年全員脱非リアだな»」



『性別云々を否定することはしないけど、お前らのことリア充って思っても大丈夫なわけ？？？』




取り敢えず、未だ停学中の秤と綺羅羅に電話をしていた。
内容は乙骨の件と三年になった時の話。
停学やら留年云々の話だ。




「«リア充だよ。ねぇAもこっち来ない？ 楽しいよ〜»」



『誰が無駄に金使う場所にいくか。そんなことしてる暇あったら一刻も早く私は推しに課金する』



「«相変わらずだな。課金の何処が楽しいんだよ»」



『いいか、課金をすることで私の幸福感が満たされる！ ご飯を食べることによって幸せを感じられたり、水によって生きてるって感じさせられるようなもの。
だから私は課金は食事であり、水だと思ってる。それが課金だ！！』



「«課金をここまで熱弁するやつ、他にいると思うか？»」



「«ヲタクの中にはいるんじゃない？»」




二人はまたギャンブルに浸かるそうなので、久しぶりの同期との通話は終了。
このままいくと、私三年になったらまたボッチだな。


同期がいなくてこちとら寂しんぼだぞ！！！
後輩がいなかったら今頃死んでたな(大袈裟)




「Aさん、秤さん達と電話してたんですか？」



『うわっ乙骨…！ ぬるっとくるのはマジでやめて…心臓に悪い』



「あ、すみません。あと…名前で呼んでください」



『ご、ごめん…まだ慣れてなくて』



今まで乙骨呼びだったから、急に名前に変えると少し違和感覚えるから恥ずかしく感じる。
熱くなっている頬を両手で抑えていると突然乙骨に額をキスされた。





『な、なななっ』



「照れてるAさん、可愛い」



『…』



「Aさん…？」



『こんの女誑しがッッッ、先輩の心を殺す気ですか！？』



「ええ！？」




確信犯か無自覚なのか分かんないから余計タチが悪いです。





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