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そして秋葉原を巡りに巡り、両手に大量の袋を持ちながら絶好調になっていた。
一番くじは当たるし、推しの期間限定物も手に入れることが出来た。
やってやったぜ私…!!
「…やっぱり、僕荷物持ちますよ?」
『ダーメ。乙骨にはいつも持ってもらってるんだから』
「僕がやりたいだけなので」
『ダメでーす。先輩命令!』
私は指でバツを作って乙骨に持たせないスタンスを貫く。
乙骨はいつも私と出かけて何か買った時、絶対に荷物を持ってくれる。
正直申し訳ない気持ちでいっぱいなので、今回は諦めてもらおう。
それに、推しは私が持たねばならない!! そう使命があるのだ。
「分かりました。でも、辛くなったら言ってください」
『うん、ありがとう乙骨』
「いえ。…あっ、Aさん。クレープ食べませんか?」
『クレープ……あ、あの移動販売の?』
「はい。せっかくなら食べませんか?」
『そうだね…丁度小腹が空いてたし、食べよっか』
私と乙骨は店の近くまで行き、メニューが書かれている看板を見て頼むものを決めると乙骨が私はベンチで待ってていい、と言ってきた。
『えっ、いいよ。私も並ぶよ』
「Aさん、両手に荷物持ってて重いだろうし…これでも特級なんでお金はあります」
『うん。それは事件の時に分かってるよ』
「あはは…あの時は本当にすみません」
『もう過ぎたことだし、気にしてないよ。でも、奢ってもらうのは本当に悪いよ』
「いいんです。僕がAさんにやってあげたいだけなので」
『……分かった。本当にありがとう乙骨』
「全然大丈夫です!」
申し訳ない気持ちだけど、乙骨の好意を無下にする訳にもいかず、私はベンチで待つこととなった。
アイツ、将来絶対に良い旦那になるな…愛重そうだけど。
私のサイドエフェクトがそう言ってる。
乙骨を待っている間、任務の確認やイベントの確認をしていると、突然光が遮られ影ができた。
なんだぁ? と思って顔をあげると見知らぬ男性が二人。
「うわっ、すっっごい美少女! ねぇねぇ、暇なら俺らと遊ばない? 楽しいこといっぱいしようよ〜」
『いや、連れ待ってるんで』
「じゃあ、その子も一緒にダブルデートしようよ」
待ってるの男なんですが??
何を勘違いしているのか、二人は私を急かしてくる。
そして遂には手首を掴んできた。
『あの、マジで迷惑────っ!』
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馬鹿です - なんか見たことあるアニメのやつ使ってたらこれ○○やん(司馬達也じゃん)とかなる (2022年2月16日 19時) (レス) @page36 id: ce6d71be85 (このIDを非表示/違反報告)
魅恵 - 写輪眼ンンンン!!!!うちは最強!うちは最強! (2022年1月20日 0時) (レス) @page16 id: f88eff04dc (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - まりもさん» ヲタクであり、重度の課金厨のキャラを書いてみたかったので…! これからも更新頑張ります! (2022年1月17日 18時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - すっごく面白いです!!夢主ちゃんは、あの方と同じくらいの課金厨なんですね笑笑これからも更新頑張ってください!! (2022年1月16日 18時) (レス) id: afd777ef20 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - チェシャさん» コメントありがとうございます!! 夢主の推しキャラは大体私の推しキャラでなってるので同士がいて良かったです!更新頑張ります! (2022年1月16日 4時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2022年1月5日 5時