後輩に貢がれた【乙骨憂太】

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京都校の面々がこちらにやって来た。
ここ京都なのになんで京都校が後から来るんだよ…まあそのおかげで乙骨に説明出来たし、いいか。




『京都校の生徒って羨ましいなぁ…歌姫さんが教師で』



「あ〜わかるわー」



「え？ 身近にこんな最強のGTGが居るのに？？」



『ごじょせんって強いし教えるの上手いけど、性格がクソを下水で煮込んだような感じじゃん？』




そう言った瞬間、ごじょせんはしゃがみこんで地面をいじいじしている。
そしてそのごじょせんを慰める乙骨。
写真撮って、後で歌姫さんに売ろう。


ごじょせんをこうしたのは私のせいだけど、無視をして前を向く。
京都校からは六人……数が全然合わない。
人数合わせで乙骨が来てるけど、二人いないし。





「たっく…人数合わねぇじゃねぇか」



「ま、大丈夫っしょ！ 二年みんな強いし、期待の新人の憂太もいることだし！」



「あ、復活した」



「復活するとも！ 歌姫ー、おじいちゃん久しぶりー」




ごじょせんは私たちを置いて相手の学長と歌姫さんに絡みに行く。
うわ、凄い嫌そうな顔してる。
多分ごじょせんがストレスっぽいな……と呑気にそんなことを思っていた時、京都校の面々がこちらに攻撃してきた。



「『！！』」



攻撃先は私の横。

狙いは＿＿＿乙骨！





『乙骨、下がって』



「えっ、え！？」




さすがの秤も前に出て京都校の攻撃を防ぐ。
やだ、京都校手が出るのが早すぎやしない？？
すると糸目の生徒が口を開く。




「失礼だが、どうして呪われてる者がそちらにいるんだ？」



『えっ、京都校知らされてないの？』



「なに？」




あんの適当教師…！！
京都校に知らせてないんかい！！




『先生！！！』



「ん？ あっごめーん！ 説明し忘れてた☆ 京都校の皆、その子は被呪者ってだけで僕達と同じ呪術師だから攻撃しないように」



「これから攻撃し合うけどな」



「『それな』」



「そこ二年、お口チャぁーック！！」






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