松田さんの彼女は死にたくない【名探偵コナン】

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誘拐犯達は駆けつけた警察の方々によって逮捕された。子供達も保護者が迎えに来ていて安堵した。
そして




『し、じぬかとおもっだぁぁぁ！！』


「泣くな泣くな。助けに来ただろ？」


『わたひっ、もうぞどでない。じだくげいびいんになる』


「それはやめろ」




私は陣君に抱きついた。
今日はもう本当に死ぬかと思った。 コナン君に会うことで命日かと悟ったし。
もうやだ米花町！！ 真昼間から誘拐とか何考えてんだよぉぉ！！



『でも……助けにきてくれて、ありがとう…』


「…ああ」


『陣君が助けに来た時のセリフ、めっちゃ恥ずかしかった。子供たちにニヤニヤされた』


「……うるさい」



私はそう言うと陣君にデコピンされた。
デコピンしたね…お母さんにしかされたことないのに！と言っても全然痛くないんだけどさ。
ところでずっと気になっていたのだが、



『なんで陣君、あの金髪の人見てニヤニヤしてるの…？』


「ん？」



陣君は先程からずっと、コナン君を迎えに来たと思われる金髪色黒のイケメンさんを見ていた。
警察だとは思えない悪どい顔してますよ。



「おい、坊主」


「な、なに？ 松田刑事」


「あのパツキン野郎、名前は？」


「あ、安室 透…」


「職業は？」


「ほ、本業が探偵で…副業で喫茶点 ポアロでバイトしてるよ」


近くにいたコナン君に声をかけて、名前を聞くと「へぇ…探偵の安室サン、ね」と先程よりも黒い顔をしていた。
マフィアみたいだ。



「坊主、あのポメラニアンゴリラに友人誘って店行くって伝えとけ」


「へ？」


『ポメラニアンゴリラ…？？』




なにそのパワーワード。





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