松田さんの彼女は死にたくない【名探偵コナン】

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特に何事もなく、楽しい時間が過ぎていき「あ、今日はコナンワールドもお休みなんだな」と理解して心の底から楽しんでいると外から悲鳴が聞こえてきた。




「キャー！！ ひったくりよ！！」



「おい、あそこの廃ビルに立てこもり犯がいるってよ！！」



「«現在、とあるテロ組織が米花町にある大型ショッピングセンターを占領したとの速報が───»」



『………』




言葉も出なかった。
さっきのはフラグだったのか…くそっ、やっぱりコナンワールドに平和な日なんてないのだ。

まどか達や子供達が不安そうにしている中、立ち上がったのは日本を守る彼ら。




「くそっ、人のお祝い時になんつー迷惑なことしてくれるんだ」



「ま、それでも俺たちは警察だからね」



「まあいいじゃねぇか！ また祝い直せばいい」



「そうだぞ松田。今度はホームパーティにでも変えよう」



「…そうだな」



「あ、梓さんすみません！ 僕急用が出来たので帰ります！」



「ええ！？」



降谷くんはかなり酷いことを梓ちゃんに言い放つ。
事情は分かるけど、それは良くないと思います。
でも梓ちゃんも慣れてしまったのか苦笑いした後「頑張ってください」とエールを送っていた。


まどかもお萩君の背中を叩いてエールを送る。
お萩君は痛いと言っていながら、満更でも無さそうだ。



「A」



『！ …なあに？』



「行ってくる」



『うん、行ってらっしゃい。絶対に死なないでね』



「おう」





日本を守る警察官の後ろ姿を見て、彼らにエールを送る。


そして私は思った。
米花町はやっぱり恐ろしい街です。







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松田さんの彼女は死にたくない





___完___










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