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爆弾犯が指定した爆破予定時刻は十時半。
現在の時刻は十時二十八分。
解体出来なければ、あと二分で爆発してしまう。





「松田……」



「……」





俺と安室さんは、松田刑事が行った先を見つめた。
本当は俺も行くと言ったのだが、松田刑事に止められその場に残った。
残った後に蘭や園子と合流して二人の安否を確認。

二人ともかすり傷程度だった。


そして、爆破予定時刻まであと一分を切った。
周りの人達も心配そうにショッピングモールを見つめて、祈っている。



「じゅ、十時半になったぞ!」




遂に時計の針が十時半をさした。
爆発が来る───────ことはなく、一分経っても爆発は起こらなかった。



「あ、見て! 中から人が!」



「なに!?」



「待ってくれ、コナンくん。あれは───…」





中から出てきたのは、先程一人でモール内に入っていった松田刑事だった。
松田刑事が戻ってきたってことは。




「爆弾の解除は完了した」



その言葉に歓声が湧き上がる。
良かったと涙を流す人もいれば、安堵している人もいた。




「爆弾があった映画館の非常口が凹んで開かなくなってる。今すぐ機動隊を突入させてください」



「うむ。今すぐ機動隊に連絡を取ろう」




目暮警部の的確な指示によって機動隊、そして救急隊員が一丸となって作業を開始し始める。
あれ、でも爆弾があった映画館の非常口が開かなかったのに、この人どうやって解体したんだ?




「松田刑事、解体は一体誰が───」



「Aにな」



「Aさんに!?」



「お前は彼女になにを」



「おっと。敬語が抜けてるぜ? あ・む・ろ・さん★」



「っ…コホン。蓮巳さんに解体させたんですか?」



「ああ。それしか手がなかったからな…にしても最後はヒヤヒヤしたぜ。三年前のアレ以来だな」



「そこまでだったのか?」



「ちょっとした細工がしてあってな」




この人達、仲がいいのか悪いのかわかんねーなーと思っていると店内から徐々に怪我人が運ばれてきていた。
何はともあれ、本当に良かった。







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陽葵(プロフ) - 主さんこの作品プリ小説というアプリでおそらくパクられてます (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - こんばんワン!!実はハロ嫁を初回に見に行って思ったんですがこの小説でのハロ嫁が読んでみたいな〜って思ってましてハイww勿論夢主ちゃんも深く関わっていてプラーミャに狙われている夢主ちゃんを5人の警察官が全力で守るお話が読みたいなぁって思ってますwww (2022年7月6日 17時) (レス) @page47 id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください😭👊🏻 (2022年4月30日 19時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き読めるのを待ってます、 (2022年3月13日 15時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ - 初コメ失礼します!この作品面白くてめっちゃ好きです!松田さんイケメンすぎてつらいです笑笑更新楽しみにしています!!!!!!頑張ってください! (2022年2月23日 13時) (レス) id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2021年4月26日 20時

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