帰国したら幼馴染みが転職とキャラ変してた【太宰治】

00 .[序幕] ページ1

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私、依田Aは父の関係で四年間、仏に住んでいたのだが今日、遂に愛しの日本へ帰ってきた。
いやあ日本の空気は美味しいねえ。


それと先程、幼馴染みの太宰治が空港で待っていると連絡が来た。
彼奴実際顔整ってるし何処の組織だよと思うくらい真っ黒くろすけだし首、手首、片目に包帯巻いてるしめっちゃ目立つと思うんだよね(四年前の記憶)


いや何処の組織っていうか普通に(本当の)ブラック企業に就いてたな、うん。
昔は愛嬌あったのにあの時は心まで真っ黒くろすけに落ちて冷たい眼差しが凄かったな…HAHAHA☆


『えっと…確かこの辺りだったはずなんだけど』


携帯のメール画面でエントランスで待ってるって書いてあるけど何処に居るんだ？
目立つと思うから詳しくは聞かなかったけど………


「！ A」


この声は…声の方に振り返る。


『治さんや〜お久しぶり〜』


四年前と比べとても身長が伸びていて、片目の呪縛は解き放たれていた←
治さんが身長伸びたってことは中吉くんも伸びているのでは？(※中吉=中也)


太「やあ！ A、四年ぶりだね！ 私、とても寂しかったのだよ？」


『……え、誰ですか己は』


太「え」


背景に漫画とかでよく使われてるなんか花とかキラキラのエフェクトが見える。
なんかThe・紳士。


太「何を云っているんだい？ 四年前夫婦を誓いあった仲だろう？ ほら見なよこの結婚指輪」


そう目の前のイケメンが云うとその言葉を聞いた人達が一斉に此方を向いた。
え、怖いんですけど。


『いや誓いあって無いから。 そもそも貴方本当に治さん？ 』


太「非道い!! こんなイケメンの夫を忘れるなんて…私との愛はそれっぽっちだったの！？」


何この昼ドラ←
いや昼ドラ見たことないから判んないけど…てか視線が痛い。
こんな茶番に付き合ってられっか。


『…人違いだったので失礼します』


太「ま、待ち給えA！」


『お黙り宮野○守』


太「それ中の人」

0.5 .[人物資料]→

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