仲の悪い三人組が忍の世界に転生しました【NARUTO】

第17話＿うちは全滅 ページ19

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太宰と中也はうちが泣き止むまで傍にいてくれた。
二人にこんな姿見せたくなかったけど…正直有難かった。



太「…A、実は昨夜一族が滅んだのは石川だけじゃないんだ」


『……え？』


どう云うこと？
何か凄い厭な予感がする。



太「…うちは一族だ」


「『!!!!』」


中「なっ…あんな大勢いたうちはが滅んだってのか…!?」


『誰が…殺ったの？』


太「……サスケ君の兄であるうちはイタチだ」


『!?』


次は知り合いかよ……！

一晩で二つの一族が滅んだのかあ…

ミコトさん、フガクさん…それにサスケも……
石川とうちは。
どちらも兄の反抗って……なあ。

兄さんとイタチ君…どちらも暗部。
暗部、か…


太「それと、うちはの中で生き残りが居る。 サスケ君だ」


『！ サスケが生きてるの？』


太「ああ、父さんの情報によるとね。 今は病院らしい」


『そっか…良かった…』


まだサスケがいるだけで安心だ。


『…イタチ君も里抜けを？』


そう問うと太宰はこくりと恨んだ。


太「今回の事件だけど、必ず裏があると私は思っている」


中「あァ、俺もだ」


『…』


二人の云う通り絶対に裏があるはず。
うちはあの二人がどれだけ木ノ葉の事を思っていて、家族の事を思っていたか知っている。


『うちはと石川が何か騒動を起こそうとしたとか…？』


太「そうだねえ…うちはは有り得るけど石川は有り得ない」


中「なンでだよ」


太「ハア…頭の悪い君に教えてあげるよ。 うちはがどうして里の外れの方に隔離されているか知ってるかい？」


中「…いや」


『…』


太「…昔、10月10日に九尾が木ノ葉に現れる事件が起きた。
その時、九尾を操っていたのはうちはではないか、と云う容疑が掛けられたんだ」


中「…なんでうちはがそんな容疑を掛けられる」


『…写輪眼だけがその九尾を止められるからさ。
それでうちはを快く思わない木の葉の上層部が九尾事件の犯人をうちはの者だと断定して里の端の方に隔離されたんだよ』


中「なるほどな…」



・・・あ、そうだ


『ごめん！ ちょっとサスケの所行ってくる』



「「え」」


待ってろよサスケェ!!!←←



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一瞬にして元気になる石川氏

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