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「_6_」 ページ6

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「嬢ちゃん…」


「先輩…」



皆の存在が「特級呪霊」などと否定された。
確かに悪属性の反英雄は居るけども、皆が皆英雄なんだ。



「…五条さん」


「分かってるよ。 _えっとね、それは"本来"のやるべきことなんだけど…隣にいる彼はどうやら君の術式のようだからね」


『術式…?』



今日だけで専門用語めっちゃ出てきたな。
いやー、カルデアに初めて来た時を思い出す。
右も左も分からない、魔術のまの字も知らなかった頃が懐かしい。



「え"…自覚してなかったの?」


『???』


「んー…まあいいや。 術式って言うのは、」




五条、さんが言うには持って生まれた才能であり、呪いを祓う力と手段。
どの呪霊にどう使うかで相性や使い方も技量のうちで、それによって得られる効果は個人によって様々である。

なるへそ。呪いを祓う以外は魔術を呪術に変えたようなものか。
そして術式は本来4歳から6歳のうちに自覚するらしい。
兄貴からは呆れたような目線を送られたが私知らんし()



「僕の目は特別でね。術式の詳細が分かるんだ。それで君の術式は、どうやら過去の英雄達を使役…さっき君が言っていたサーヴァントとして呼び出せたりできる術式のようだ…うわ、上の連中が聞いたらヤバいことになりそうだ」


『……て、ことはつまり』


「おう、他の奴ら…縁を結んだ奴らも呼べるってこった」


兄貴をチラッと見ると、こっそり耳打ちをされそう告げられる。
じゃあダ・ヴィンチちゃん達を呼び出せるのか…!
…マシュの場合はどうなんだろう。ギャラハッド…?



「それから君のその右腕の痣のようなものから凄い呪力を感じる」


『え?』



私は右手を見ると、そこには令呪が宿っていた。
あー…兄貴を呼んだ時に手の甲が痛んだのは令呪が再び宿ったからか。


「しかも、だ。 今更だけど君、尋常じゃない程呪われてる。
そのせいで、その痣の詳細が分からない…なんでそんなに呪われてるのか分かるかい?」



『あ──────…』



やばい。色々とありすぎてわかんない。





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(プロフ) - 宿儺はアレンジで鯖にしたのですね!とても面白いです! (2022年1月12日 17時) (レス) @page50 id: 6865e96490 (このIDを非表示/違反報告)
むくろ(プロフ) - 宿儺とはどうやって知り合ったのか? (2021年12月27日 2時) (レス) @page1 id: 174613f474 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 雄里さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年11月1日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
美織 - めちゃくちゃ面白いです。FGOと呪術のクロスオーバー好きだけど少ないのでとっても楽しみにしてます。更新がんばってください! (2021年9月2日 8時) (レス) id: f1dbde919a (このIDを非表示/違反報告)
椏葵 - ソロモン見たんですか?いいなぁ〜(・∀・) (2021年8月3日 16時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2021年2月20日 1時

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