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「_14_」 ページ14

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そしてあっという間に時は過ぎ、両親を説得させ五条さんから伝えられた受験日に呪術高専にやって来た…のだが。



『……え、学校…??』



中に入れば一面、世界遺産にでも登録されそうなほどたくさんある日本の建築物がある。
え、私の知ってる学校じゃない。


(「これは凄いな…」)


『(凄い所の話じゃないよエミヤ)』


本日は私の護衛として、エミヤが霊体化して着いてきてくれている。
護衛なんて必要無い、と言ったら皆から罵倒された。解せぬ。
いや待て私。 チェイテピラミッド姫路城に比べたら大丈夫だ。

ハロウィンの恐怖は思い出すがなんとか心を保てる。
すると突然「おはよう!」と誰かにいきなり挨拶され振り向くと五条さんがいた。



『うわっ! え、あ、おはようございます…?』


「うんうん挨拶が出来て偉いね」


『いや、常識なのでは??』


「あはは。 それと今回やることは面接だけど、拒否られる可能性があるから頑張ってね」


『え"っ。 で、でも五条さんは私の術式が危険だからーとか何とか言ってましたけど…』


「そうだけど、一応受験だからね」


『な、なるほど…』



そして私は五条さんに連れられ、とある場所に行くとそこにはキモかわいい(?)人形を作っている強面のおじさんがいた。
多分雰囲気的にこの学校の校長とかそんな感じの人だろう。


「あの人はこの高専の学長 夜蛾正道さ」


「君が藤丸 立香だな」


『っはい。本日はよろしくお願いします』


「ああ。 さて、早速だが君はこの高専に何をしに来た」


『…』



なるほど、こういう面接なのか。
高専に何をしに来た、か。




『…私は決して強い人間ではありません。 英雄の皆が、私に力を貸してくれるから出来ることがあります』



───私は神でも英雄でもない



『私個人では本当に弱いです』



───だけど




『それでも、人として、呪術師として、自分に後悔しないよう、私に出来る力で助けたい』



───人として人を助けるという


───当たり前のことを出来ない人間にはなりたくない




『だけど、なによりも』




───あの、長い長い旅は




『私は生きるために戦う』




───ただ生きたい、その思いだけで歩んだ旅路




『そう思ってこの高専に来ました』




───また走り出す。その理由が例えどんなにくだらなくても






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(プロフ) - 宿儺はアレンジで鯖にしたのですね!とても面白いです! (2022年1月12日 17時) (レス) @page50 id: 6865e96490 (このIDを非表示/違反報告)
むくろ(プロフ) - 宿儺とはどうやって知り合ったのか? (2021年12月27日 2時) (レス) @page1 id: 174613f474 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 雄里さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年11月1日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
美織 - めちゃくちゃ面白いです。FGOと呪術のクロスオーバー好きだけど少ないのでとっても楽しみにしてます。更新がんばってください! (2021年9月2日 8時) (レス) id: f1dbde919a (このIDを非表示/違反報告)
椏葵 - ソロモン見たんですか?いいなぁ〜(・∀・) (2021年8月3日 16時) (レス) id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum  
作成日時:2021年2月20日 1時

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