平成のホームズが居るなら平成のモリアーティが居たっていいじゃない【名探偵コナン】

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『……あ、伊達くん！』


「ん？ おぉ、工藤じゃねぇか」


とある朝。
小説の締切間近で徹夜が続いているので気分転換散歩していると陣とお萩から紹介された伊達 航君。
私の友人である金髪美女のナタリー・来間の彼氏様である。
心の中で私は彼のことを伊達ニキと呼んでいる。是非舎弟にしてもらいたい所存。



『あ、今仕事中？』


「そうそう。 んでこっちが俺の後輩だ」


「は、はじめまして！ 高木 渉と言います」


『こちらこそはじめまして。工藤Aです。高木刑事って伊達く…刑事と同じ名前なんだ』


「ああ。それで『ワタル・ブラザーズ』って言われてんだ」


『伊達アニキ！ 私もブラザーに入れさせてください！！』


「それは無理なお願いだな」



私はそんな〜と嘆く。
くそう…そのワタル・ブラザーズに入れば私はナタリーと義姉妹になれたというのに！(暴論)
すると高木刑事が恐る恐る声を掛けてきた。


「あの…失礼ですがお二人の関係は？」


『友人だね』


「ああ。 あと此奴、松田と萩原の幼馴染みだから」


「ええ！？」


高木刑事は声を上げて驚いた。
あの噂の…とか聞こえたが警視庁でどんな噂が広がっているんだい？？
伊達くんから苦笑いと生暖かい目で見てくる。
その目やめて。




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