平成のホームズが居るなら平成のモリアーティが居たっていいじゃない【名探偵コナン】

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『彼奴は警察学校でも爆処の中でも失敗したことが無いから今や天狗のように自信満々である。 さて、我が友よ。
ドラマとかでも見るけど、爆弾処理班の隊員は爆弾を解体する時いつも何を来ている？』


「えっと…防護服かな」


『そうだね。 でも彼奴は暑いとか重いとかで着ていない。 んじゃあ、一般人の目からして友の目に彼奴はどう写ってる？』


「んー…自信過剰でチャラい自 殺願望者の隊員？」


友の言葉にお萩の肩がビクンっと跳ねた。
よしよし、いい調子だぞぅ！


『うん。私の目にもそう写ってる。 んで彼奴は防護服を着ないまま爆弾を解除して、その後一服する』


「阿呆なの？？」


『もっと言ってやれ。んで最後には爆弾解除したと思ったら遠隔操作でドカンと殺られて爆死し、後に警察の中で警察として一番恥ずかしい死に方として後世に伝わるという結末が待っている』


「遠隔操作…なるほど。確かにその可能性めっちゃ高いね…あと、その死に方なら警察の恥さらしみたいになる」


『でしょー？ 私はあの阿呆な隊員が爆弾を処理出来ず、死んで私の家壊したら一生許さない。
私の新作のデータが入ってるパソコンがお釈迦になっちまう』


「それは何としても防がねば！！」


『好きだねー私の本』


「うん。めっちゃ好き。スコスコのスコティッシュフォールド」


『なにそれ。 あ、この後は妄想だけど…あのグラサンヤクザ警察は幼馴染みの仇を取るために捜査一課にでも移動して数年後くらいにまたやってくる今回と同じ爆弾事件を解決する為に動くけど、最終的に人が多い場所…例えば遊園地とかそういう人が集まる場所にある観覧車にでも仕掛けられた爆弾解除をするが、最終的にこちらも爆死。 そしてもう一人の幼馴染みは幼馴染み二人を亡くし悲しみに暮れて首吊って死ぬだろう』


「とんでもない妄想すんなよ。 てかもう一人の幼馴染みの設定なんてあった？？」


『冒頭を思い出して』


「にしてもよくそこまで予測できるよね」


『初歩的なことだ。友よ』


「それ言いたかっただけでしょ」


『あ、バレたー？』


私達の声が届いたのか、お萩は無言で防護服を着ていた。
あ、陣平がサイン送ってきた。 ふっ、どうよ。
私の妄想と予測を混ぜた発言は。
でも本当に私の言う通りになったらマジで首吊って死ぬかもしれない。



『……死なないでよね…研二』





「＿＿＿だってよ」


「あぁ…Aの為にも、市民の為にも死ぬ訳にはいかない」





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