平成のホームズが居るなら平成のモリアーティが居たっていいじゃない【名探偵コナン】

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事件は解決したものの、私の気分はだだ下がりである。殺人事件に巻き込まれるわー、石砕いてガチャしたら爆死。
やはりガチャは悪い文明。



「元気だしなってAちゃん。気分転換に焼肉とか行こ？」


『三木ボイスフル活用してしゃぶしゃぶ誘って』


「F○Oのガチャは悪い文明なんて今更だろ。俺なんてカニファンで毎度死ぬからさ」


『ちょっと全身青タイツになって雷に打たれてきて』


「Aさん、元気だしてっ！」


『みゆきちボイス最強。私、成実君のお婿さんになるぅ』


「普通逆では？」



事件からの帰り道、私は３人に慰められながら道を歩く。
左右に美少女とチャラ男、後ろにマフィア。異様すぎる光景だが慣れろ。
グリリバボイスで癒されたい…そう言えばグリリバボイスで猫目のあの人元気してっかなー……元気だといいな。



『……よっしゃー！！ しゃぶしゃぶ行くぞ！！ 行くぞ野郎共、肉はすぐそこだ！！』


「お、元気になったね」


「現実逃避してんだよ」


「仕方ないですよ。Aさん、事件嫌いですし」



後ろでなんか話しているが知らん知らん。
私は三人を引っ張って、巷で有名なしゃぶしゃぶ店に入った。




『あ"────…陣平なんて、タンスの角に小指ぶつけて泣き喚いてしまえ！！』


「やめてAちゃん、それ想像したらヤバい」


「安心しろ。そんな日は一生こねぇ。 おいA、萩のボコボコな顔みたくないか？」


「え、ちょ、じんぺーちゃん？？」


『え、めっちゃ見たい』


「Aちゃんんんん！！？ せ、せいじく」


「あ、すみません。ウーロンハイ一つ」


「かしこまりました」


「助けて！？」





後日談


『お萩？ うん、いいやつだったよ』





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