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だがその願いは届かず、逆にとんでもない人が来てしまった。
「おや? コナン君に蘭さん、園子さん。こんな所で奇遇ですね」
「え、安室さん!?」
「『………』」
来てしまったトリプルフェイス。
出会いたくないランキングの上位にいる人だ。
三人には安室さんの正体は教えてあるため、野暮なことは言わないだろう。
アルトリアがちょっと心配だけど。
「どうしてここに?」
「招待されてね…こちらの方達は?」
「ああ。私達の同級生の藤丸立香さん、アルトリア・キャスターさん、オベロン・ヴォーティガーン君と後輩のマシュ・キリエライトちゃん」
「…アルトリア?」
「は、はい!? な、ななななにか?」
「いえ…イギリスの国防大臣のペンドラゴン氏と似ていたものですから」
「ぁ…え、えっと。彼女とは超遠縁の親戚なので…」
「え!? じゃあさっき言ってた伝ってもしかしてアルトリア・ペンドラゴン様から!?」
「いえ、国防大臣とは別の人ですよ」
この場にいる誰のでもない声に「誰だ?」と思っている人達とは別に、私にとっては見知った声だった。
『あ、天草!』
「お久しぶりです、マス…いえ、立香。それに御三方もお元気そうで」
「天草さんも来ていらっしゃったんですね」
「ええ。それと立香、そろそろかの王達が怒りだしそうですよ」
『え”っっ』
私はバッと会場の中心を見ると、イライラ度が頂点に到達しそうな王様達がこちらを見ていた。
アッ…ヤバい。
『ご、ごめんね。ちょっと(目線で)お呼ばれしてるから……マシュ、骨は頼んだ』
「先輩!?」
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灰かぶり(プロフ) - とても面白くて続きが楽しみです。作者様のペースでいいので、いつか更新される事を祈っています。お身体にお気をつけて!応援しております。 (2023年2月8日 13時) (レス) @page8 id: 54c03ac678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Yuri_Asum
作成日時:2022年5月16日 21時