異常犯罪都市東都 (ページ5)

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『……』

「せ、先輩？お顔がしわくちゃになってますよ？」

「梅干しみたいですね」

「ブッサ」

そこの幼なじみ共、聞こえてるからな。
多分これは鈴木さんに誘われて来たってパターンだな。
わたし、しってる。

すると、見ていたのがバレたのか、鈴木さんに「あー！」と叫ばれた。
あ、これおわった。

「藤丸さんじゃない！それにキャスターさんとヴォーティガーンくんも！」

「三人も来てたんだね！」

「やあ、鈴木さんに毛利さん」

あ、オベロンの王子様モードが始まった。
隣にいるアルトリアはすごい顔しながらご飯を食べている。

「でも、どうしてここに？」

『ちょっとした伝で招待されて…』

「はぇー。こんなVIP揃いの場所に招待するなんて、よっぽどじゃない？招待した人」

『は、ははは』

その招待した人物が今回のパーティの主役なんですけどね。
そんなこと口が裂けても言えないので、お口をミッフィーにする。

「？あれ、その子って」

「あ、はじめまして。帝丹高校一年のマシュ・キリエライトです」

「はじめまして。鈴木園子よ」

「毛利蘭です」

「よろしくお願いします。鈴木さん、毛利さん」

マシュが二人と挨拶をすると、下の方から視線を感じた。
横にいるオベロンも感じたようで、貼り付けている王子様フェイスから嫌な気配を放っている。

「あ、そうそう。この生意気そうなガキンチョが」

「江戸川コナンです！はじめまして！」

『はじめまして。藤丸立香です。よろしくね、コナン君』

「うん！よろしくお願いします！」

あ、もうダメな気がする。
じぃじに首差し出して、首斬られた感じした。

た、助けてダヴィえもーん！！

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