異常犯罪都市 東都

» ページ2

.







米花町──イギリスにあるベイカーストリートを文字った町名。
前世、カルデアに行くまで見ていた名探偵コナンに存在する架空都市。


引っ越したいが引っ越す予定なんて無いため未だ米花町に在住である。
特に高校なんて帝丹高校だし。
もう、なんて世界だ。





「行くんですか？」



『正直に言うと行きたくない。でも王様の事だから…多分、いや絶対に行かないとだろうなぁ…』



「パーティねぇ…金持ちってのはどうしてそうパーティなんてものを開きたがるんだろうね」



「オベロンは妖精王なのにお金持ちじゃなかったですもんね」



「うるさいよアルトリア」



『あ、同伴者OKって書いてある。二人も一緒に行こうよ！』





死ななば諸共。
パーティなんて絶対に事件が起こると私の千里眼が言っている。
あぁ…私の中にいるイマジナリーエミヤが「その先は地獄だぞ」と言っているが、王様の招待を無視する方が地獄だ。




「嫌だよ面倒臭い。それにモルガンだっているんだろう？ 更に面倒な事になるから嫌だ」



「わ、私も…やっぱりパーティとかは苦手なので…」



『でもね、アルトリア。パーティに行けばタダで美味しいもの沢山食べれるよ』



「行きますよオベロン！！ タダ飯ですよタダ飯！！」



「切り替えが早過ぎない？」



『よし決定。王様に連絡しておこっと』



「おい、俺はまだ行くなんて」



『OKだってさ！ やったねオベロン！！ 今夜はタダ飯だよ！』



「……」





この後ゲンコツ喰らわされた。







・

»→←第一節 パーティに事件は付きもの

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す