黒ずくめの男子に追いかけられている件【呪術廻戦】

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『いや、でもさすがに急すぎるって。しかもここ埼玉だよ？ 急に東京に行くって言われても…』



「確かにそうだね。 では日を改めて来ることにするよ」



『助かりやす』




つってもまだその呪術高専に編入するなんて決めてないけど。先月二年にあがったばっかりだし。
わぁ、夜空に桜が舞ってるぅ(逃避)




私は空を見上げていると、突然五条に髪を触られた。
この行動に夏油氏も驚いている。




え、なになになに。
何かに乗っ取られてる？？





『あ、あの？？』



「さ、悟？」



「…あ、ごめん。 蜘蛛の糸みたいでさ〜」



『おい夏油氏。 こいつ殺っちゃっていいですか。 沈めていいっすか？』



「やめておけ」



「そうそう！ それに俺には誰一人として指一本触れられないから」



『そう言う術式なの？』





五条が言うには体の周りに見えない無限がある、と意味不明なこと言ってきたが脳内で無理矢理理解した。
あ、察し。こいつ将来呪術界の最強キャラに君臨するやつだ。





『へー…』



「聞いてきたくせになんだよその態度」



『いや、若しかするとその胡散臭い無限の壁を壊せるかもしれないなーって』



「「……は？」」






私の発言に二人は固まった。
え、そんなに驚くこと？？



だって実際に術式を無効化させる術式を持っている人が居たら五条なんて、ただのゴリラになるじゃん。
(コソッと夏油からリンゴを握力で潰せると教えてもらった)



だって私の術式って少し違うけどAUOの『王の財宝(ゲートオブバビロン)』だし、呪力で破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)という対魔術宝具を作って対呪力や術式にすれば五条の無限の壁は壊せるわけだし。
私ってばあったまいぃー！




これ俺TUEEEEならぬ私TUEEEEだわ()





「…え、そんなこと出来んの？？」



『いや、若しかするとだから。 実際に出来るかは分からないけど』



「それでも凄いよ」



『……なんか、夏油氏に褒められるとママに褒められた気分になる』



「どういう気分？？」





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