今世は一般人として過ごしたいです【REBORN】

番外編〔誕生日贈呈品〕 ページ49

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「そういえばAちゃん、いつも髪を結んでるリボン、凄く大切そうにしてますよね！」

『え？』


　ある日の休日、私は友人のハルちゃんと京子ちゃん一緒にナミモリーヌに来ていた。
はぁ可愛い。 癒し最高。

　 西洋菓子(ケエキ)を食べながら、天使の二人を目に写す。
これ以上最高なことはないね！((


「確かに！ 誰かからのプレゼントなの？」

『うん、そうだよ。 この 飾帯(リボン)は私が小二の頃、誕生日贈呈品(プレゼント)で貰ったものなんだ』

「はひっそうでしたか！ どなたからのプレゼントのんですか？」

『恭弥君だよ』

「へぇ…！ 雲雀さんからなんだ！」

「どんな風に貰ったんですか？」

『そうだねぇ────』



＊


　小学二年生の頃。
私は5月4日生まれでその日が誕生日当日だった。
で、その次の日が恭弥君の誕生日。
一緒に誕生日贈呈品を交換しようと云うことで毎年、家でお泊まり会をしていた。
(あの頃は寝顔が天使だった……←)

　時計が23時59分になり、私は恭弥君から誕生日贈呈品を貰った。
そして直ぐに0時になり、私も恭弥君に誕生日贈呈品を渡した。


『今年は… 飾帯？』

「そうだよ」


　恭弥君から貰った贈呈品は黒の飾帯。


「前に…歩いてる時にAに似合いそうだったから…」

『…』


　あらやだ可愛い。
こんな可愛い子が将来咬み殺すなんて云うなんてお姉さん思ってもみなかったよ()


「A？」

『へっ、どうしたの恭弥君？』

「ボーッとしてるから…その、気に入らなかった？」

『ううん全然！ 本当に嬉しいよ、大切に遣うね』

「！ うん」



＊




『──って感じかな』

「Aちゃんと雲雀さんって誕生日一日違いなんだ！」

『初めは運命だと思ったね()』

「はひぃ…あの雲雀さんにそんな時期が…あ、Aちゃんは雲雀さんに何をあげたんですか？」

『手作りのヒバードぬいぐるみだったかな』

「「え」」



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余談

誕生日に至っては本当に偶然。

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