今世は一般人として過ごしたいです【REBORN】

第41話〔可憐な眼帯少女〕 ページ43

.



　今日学校にはいつもの三人は登校していなかった。
絶対に何かあるんだろうけど私はマフィアとは一切関係ない唯の一般人なので心配だけしておいて絶対に探らない。
それに今日は屋上が妙に騒がしかったし…恭弥君がまた誰かを咬み殺してたんだろう。


『よし、厭な事は頭から消して遊戯(ゲェム)でもしようっと』


　私は最近、例のあ○森にハマっている。
善いよねこれ、暇潰しには最適。
ポ○モンはもう全種集めちゃったからやる気出ないし、マ○カーは一回世界取ったし←


『……私の意志を、ねぇ』


　遊戯をする前に勉強机の所に飾っておいた首巻紐(ループタイ)を見た。
結局私は叔母さんから首巻紐を継いだ。
正直、金剛石(ダイヤモンド)がついてる物を着けるのは恐れ多い。

　出かけてる先で壊したり盗まれたりしたら怖いじゃん！？
金剛石だよ金剛石。 しかも何ctあるのこれ…
私の金銭感覚は庶民だ。

一応金持ちの家で育ったが、前世の感覚がある為親に好きな物沢山購ってあげるよ〜なんて云われても断っていた。
金の無駄遣い、駄目。 絶対。


『はぁ……なぁんか厭な予感がするんだよなぁ』


　私は寝台(ベッド)に倒れ込んだその時、ピンポーンと呼鈴が鳴り響いた。
誰だよ、私の至福の時間を邪魔しやがった奴は。
配達員かな…と思い玄関に向かってドアを開けるとそこには見覚がある髪型が。


『……』

「……」


　誰、この可愛い女の子。 ムカつく髪型してるけど((
眼帯とか中二病拗らせちゃってる感じ？←
でもそんな風には見えないから違うんだろう。

　其れにしても…マジで可愛いね！
少し頬を桃色(ピンク)に染め、目線をキョロキョロとして照れている。
可憐だ……なんだろう、鏡花ちゃんを思い出させる。


『えっと…どうかしましたか？』

「…A様に会いに来たの」

『へーそう……………様ぁ！？』




.

第42話〔クローム髑髏〕→←第40話〔沢田家光〕

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す