今世は一般人として過ごしたいです【REBORN】

第21話〔転校理由〕 ページ23

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「ん？ なんだ沢田、知り合いか？」

「あ、えっと、その…」

『─彼とは幼馴染みなんですよ』


　ナイスAちゃん！ ありがとう！


「おっそうなのか。 それじゃあ丁度沢田の後ろ空いてるからそこでいいか？」

『はい』


　Aちゃんは返事をすると俺の後ろの席に来て、座った。 いや本当になんでAちゃんが並中に？
それに「また明日」ってこういうことか──…
するとツンツンと背中をつつかれ、振り向いた。


『今日から改めてよろしくね』

「っうん！」




＊＊＊


　それから休み時間になるとAちゃんの所に沢山人が集まって後ろには人集りが出来ていた。


「おーA、すげえ人気なのな」

「転校生ってそんなもんじゃない？」

「そういうもんすか？」

「…うん、普通はね」


　獄寺君は…うん。言わんとこ。


「はじめまして近松さん。 私、笹川京子って言うの！ 良かったら名前で呼んでね。それとどうして近松さんは偏差値の高い緑中から並中に来たの？」

「「！」」


　京子ちゃん、丁度疑問に思ってたことを聞いてくれてありがとう！


『私も名前でいいよ。……転校理由は…』

「「……(ごくり)」」

『恭弥君に無断で転校手続きされて…』

「え」


　今、Aちゃんなんて言った？ 「恭弥君に無断で転校手続き」………？
　き、恭弥って……まさか


「恭弥君って雲雀さん！？」

『…あ、そうか恭弥君は先輩なのか。 多分皆が思ってる雲雀さんで合ってるよ……この間、街をブラブラ歩いてたら遭遇して、少し時間が経ってから並中への転校手続きは完了してるからって云われてさ……(死んだ魚の目)』


　アハハ、と死んだ目で乾いた笑いを零すAちゃん。な、なんてこった…雲雀さんおっかねー…って


「雲雀さんとどういう関係なの！？」

「「(よく言った沢田！)」」

『恭弥君は私のもう一人の幼馴染みだよ。 親絡みで知り合ったんだ』



　Aちゃんの爆弾発言により教室内に叫び声が響き渡った。





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