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「………お父様、悟です。 少し話があって会いに来ました」
「…いいだろう。 入り給え」
失礼します、とめんどくさい敬語を使って父親の部屋に入った。
どうやら父は何かの歴史書を読んでいた真っ最中だったようだ。
「それで、話とはなんだ」
「実はたまたま近くの公園に行った際、少し特殊な術式を持つ女子と出会いました」
「ほう…? それはどんな術式だ?」
くいついた。
さすが術式にしか目がない奴だ。特殊な術式とでも言っておけば必ず耳を傾ける。 ここの腐った馬鹿共はそういう奴らだ。 そして俺の父もその一人。
「【術式分解】です」
俺がそう言うと普段表現を変えない父親が目を見開いた。 この様子じゃ知っているようだ。
父親から何処の家の者ですか、と尋ねれば五条家と友好的な関係である司波家だそう。
司波…あー思い返してみれば確かにアイツ、前に一度あった司波のオヤジと同じ目の色してたな。
まさかこんなにも身近な関係だとは。 都合が良すぎるくらいだ。
「なるほど…ついに司波に術式分解を持つ者が現れたか」
「…というと?」
「司波はここ数百年、悟のように六眼と無下限呪術を持った呪術師が現れなかったのと同じなのだ。 それでも司波は相伝術式がなくとも一人一人が強力な術式を持っていたがな…まさか
俺と同じく数百年…もうこれ運命なのでは??()
ていうかあの野郎、彌彦って言うのか。
アイツ本当に喰えない奴なんだよな…ずっとニコニコしてて何考えているかマジで分かんないし。ワケワカメだよワケワカメ()
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yuumin - この小説めっちゃ面白かったです! 続きを楽しみにしてます。 (2022年11月15日 8時) (レス) @page28 id: a4f8ad7b79 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月16日 2時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - めっちゃ好きですッッッッッ!!!!ほんとに好みの話!!これからも頑張ってください!! (2020年12月3日 18時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬雄里(プロフ) - 名無しさん» こちらのミスでした。 申し訳ありません! この作品を素晴らしい作品と評価されとても嬉しいです(^^) (2020年12月2日 1時) (レス) id: fd01452b84 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とても素晴らしい作品です!応援します!あと、細かいかもしれませんが16ページから名前の変更ができなくなっています!(こんな者が指示してすみませんッッ汗) (2020年12月1日 21時) (レス) id: 890ce0fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雄里 | 作成日時:2020年12月1日 0時