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第録話*風が一吹き ページ6




俺、不死川実弥は思い人である花山院Aが居る桜屋敷に来た。
甘露寺から何故かお萩で有名な店のものを貰った為、Aと食べようと思ったからだ。



死「A、いるか」


俺は確認の為、玄関でそう言った…が返事は返って来ない。
いつもの事だから気にはしない。
毎度の様に縁側に居ると思い向かうと、A以外の他に誰かがいたような気がした。





死「…誰かいたのか」


『……居ませんよ。 今日"も"ずっと一人で花見をしていました』




今日"も"か…Aが記憶喪失なって以来、柱しか会えないという事になった。
それは、同じ立場であり、信頼し合っているからだと。
確かに信頼してねぇ奴をAに合わせたら危ないかもしれない、と胡蝶が言ったことによって、こうなった。



『…お茶を用意致しますね』



死「手伝うぞ」



『いえ…不死川さんはお客様ですから』



死「………毎回、悪いな」



『…私が好きでしていますので』



不死川さんは、隣に敷いてある座布団に座ってお待ちください、と言われ俺は座った……が。



死「…温もりがあるな」


まるで俺が来るまで誰かが来てたかのようだ。
誰だ。 Aに会った奴は。



死「……チッ」



何処のどいつだ。







──────


推しは冨岡さん( ‘-^ )-☆

第漆話*風が二吹き→←第伍話*炭が四個



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るる - ↓それな (8月9日 20時) (レス) @page19 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
ユーフォニアム吹きの少女 - ↓↓↓↓それわかる (2020年8月3日 10時) (レス) id: 4438656c34 (このIDを非表示/違反報告)
- お話もそうなんですけど、背景もとてもステキでした!!!!!!。 (2019年11月30日 15時) (レス) id: f1169e14c2 (このIDを非表示/違反報告)
孤爪林音 - 運命 (2019年11月10日 15時) (レス) id: 4b0806f6a3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃ(プロフ) - 更新楽しみにしています!大好きな小説のひとつです! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 2a13604db8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雄里 | 作成日時:2019年10月9日 23時

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