最強でも姉には勝てない【呪術廻戦】

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帳を張り、俺達は中に入るとそこは少年院と同じように呪霊の領域内となっていた。
このレベルは若しかすると…特級だ。

しかも少年院以上がいる可能性がある。
チラッと後ろを見るとやはり入口が消えていた。




『…特級か』


「！ やっぱりそうなんですね」


『そうだね……少年院での件は伊地知から聞いてる。でも大丈夫、私がいる限り恵の安全は保証するから』


「…はいっ！」


『それじゃあ行こうか』




そう言うと奏先生は慎重に奥へと進んで言った。
大丈夫…今回は奏先生が居るんだ。

俺は深呼吸をし目を開けると、後ろに何かいる気配がした。
どうやら俺の前にいる奏先生も気付いたようだ。



「っ…」


『恵、落ち着いて…ゆっくり私の前に来て』




大丈夫、と奏先生が言うと俺はすぐ目の前にいた先生の方に一歩一歩近づいた。
今は呪霊のことを考えるな。 気にするな。

俺はやっと思いで奏先生の前に来ると、奏先生はジャケットを掴めと指示をし、俺はジャケットを掴んだ。
その瞬間奏先生は前を向き、あるポーズを取る。

そして呪霊は先生が行動を移した瞬間こちらに来た。
危ない、と思った。

すると







『領域展開……──虚空無色界』





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