6話 バレー部 ページ7
孝ちゃんが話しかけてくれようとしたが、
澤「清水、その子は？」
という主将の言葉にかき消されて閉まった。
主将の澤村大地先輩か･･･。
清「マネージャー希望の子」
田「ま、マジっすか！？」
そう田中先輩が言うと、
菅「田中。この子に色目を使うようなら、俺、怒るよ？」
笑顔(大変恐ろしい)で、孝ちゃんが言う。
田「え、はっ、はい！すみません！」
素直に謝る･･･。
なんていい人なのだろう。
澤「菅、知り合いか？」
菅「うん。俺の幼馴染で･･･唯一無二の彼女だよ」
きゃー！
孝ちゃん！
惚れ直しちゃうじゃない！
そう思いながら1人恥ずかしさにもがいていると、
菅「ちょっと変人なのが難点なんだけどな」
と孝ちゃんが言う。
貴「唯一無二の彼女に酷くないっすか。菅原さんや･･･」
そう私が半泣きで居ると、
澤「まあまあ。話を戻すぞ」
と、澤村先輩が、言う。
貴「はい！」
澤「お前は、マネージャー希望で男子バレー部に入部ってことでいいんだな？」
貴「はい！あっ、自己紹介がまだでしたね！叩くなら潰すまでがモットー、最近の悩みは苗字を氷室と間違えられること、1年5組水室陽葵です！お願いします！」
孝ちゃんは苦笑いをしてこっちを見てくる。
澤「あぁ。よろしくな。水室！俺 は主将の澤村大地だ！」
田「2年WSの田中龍之介だ！」
と澤村先輩を初め、その場にいた先輩たちが自己紹介をしてくれた。
なんといいところなのだろうか･･･。
烏野高校男子バレー部。
私は今日から、ここのマネージャーになるんだ！！
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作者名：織李 | 作成日時：2019年2月13日 23時
