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2話 夜 ページ3

入学式の夜。

ピロン

L○NEの着信音がした。

誰からだろう?

ひまー!

孝ちゃんからか・・・。

はいはーい?

ピロン

早いなw

今日、会いに行けなくてごめんね

え、全然大丈夫だよー!

ピロン

そー?よかった!

ピロン

ところで、ひまさ、部活決まってる?

部活か・・・。

決まってるよー!

ピロン

女バレ?

・・・。

ううん。男バレ!

ピロン

まじ!?ちょー嬉しい!

当たり前でしょー

私は男バレでマネするために烏野に来てんだからー

ピロン

それもそうだな!

というか、孝ちゃんさー

ピロン

ん?

家となりで、部屋もとなりなんだからさー

窓開けて、直接話さない?

と打ち、私は

ガラガラ

と窓を開けた。

貴「こーちゃーん!」

すると、隣の家の窓も開き、

菅「ひま!」

孝ちゃんが出てきた。

貴「久しぶりだねー、こうやって話すの」

菅「いや、1週間くらい前も話したべ?」

あれれ?

貴「そーだっけー?私のモットーは過去のことは忘れる!だから!」

菅「1話と言ってること違うだろ!」

貴「まーまー!気にしなーい気にしなーい」

菅「まったくー」

そう言うと、孝ちゃんは何かを思い出したように部屋に戻って行った。

菅「ひま、入学おめでとう!はい、入学祝い」

貴「えー!ありがとう」

そう言って、綺麗に包まれた包装紙を開けると、

貴「んしゃ!飴ちゃん!♪棒付き!♪」

飴ちゃんが大量にでてきた。

菅「ひまが喜びそうなものなんて飴ちゃんしか浮かばなかったから・・・」

貴「えーもっと彼女のこと知っててよー」

菅「ごめんごめんw」

孝ちゃんは笑って誤魔化した。

貴「もー」

菅「あっ!そうだ!明日から部活体験やってるからさ、男バレおいでよ!」

貴「おー!行くいく!」

菅「待ってるよー!」

貴「うん!」

その後、少し世間話をして、私たちはそれぞれの部屋へ戻って行った。

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作者名:織李 | 作成日時:2019年2月13日 23時

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