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ガラガラ
『失礼します〜
遅れてすいませんでしたー!』
鷲匠「………お前、病院いけ」
『……はぁーい』
鷲匠先生は多分心配してくれているのだろう
私の体が脆くなり始めているから…尚更
『…でも、タオルやドリンクとかは
用意してから行きますので。ご安心を』
鷲匠「早く行け」
『私の居場所をなくすつもりですか』
鷲匠「………」
鷲匠先生がそんなつもりがないことを知っているのに私は何を言っているのだろう
何をムキになっているのだろう
これだから、私はきっと捨てられたんだ
あの人達に
鷲匠「俺はお前の存在する事に価値を
正義を感じる。だから、自分の心に壁を作るな」
『!……はい』
そういって、思いっきり笑って見せた
すると、鷲匠の口角も少し上がった
鷲匠「1人で行くか…?」
『はい、行ってきますよ、
ちゃんと、寄り道せずに』
斎藤「何かあれば連絡よこせ」
『はーい、では、ドリンク作ってきます!』
鷲匠「あぁ、」
ドリンクを青葉城西が来る前に
早く作り上げる
タオルもふかふかにして
ボールにも空気を入れておく
牛島「姫」
『ん?』
牛島「俺たちは負けない」
『……』
牛島「だから、安心して帰ってこい」
『フフ…ありがとう
じゃあ、後はよろしくね
主将〜しっかりー』
「うるせぇー!!」
『後は頼んだよ』
「あいよー…お前、はやく帰ってこいよー」
『はーい、じゃあ、行ってきます笑』
そう言って
8時30分
白鳥沢学園の体育館を出た
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作者名:楓子 x他1人 | 作成日時:2020年1月13日 22時