白鳥沢学園のマネ【ハイキュー!!】【白鳥沢学園】【逆ハー】 (ページ21)

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(21)昔からの思い&想いページ21

＿＿＿side

俺は今

とてつもなく謝りたい子がいる

「＿＿さん、ドリンク…持ってきました」

毎回無表情で持ってくる女の子

「あぁ、そこにおいといて
(どうせ不味いに決まってる、素人だから)」

なんて、理由を勝手に作り

彼女からの差し入れや道具は

必ずと言っていいほど

手に取らず、口にしなかった

そのせいで。俺の体調は激的におかしくなった

いつもよりも体が動かず

声も出せない

そして、何かに縛られる恐怖が

俺を縛り付けた

そして、

「A先輩、手伝いますよ！」と

二軍や三軍の子達が彼女を手伝う度に

(お前らはプレーをした方がいいんじゃない？
裏方にまわると弱いままだよ)

と、何回も口にだした

本音をいえば

彼女がバレー部に

俺たちの領域に入ってくるのが怖かったんだと思う、

これが一番の原因で一番の恐怖だった

俺がこの言葉を発する度に

眉を下げ明らかに困った顔を浮かべる彼女

そして、俺はいつの間にかこう口に出していた

【部員目当てなの分かってるから。。
あんたの居場所なんてここにはないから】

と言って、周りの女の子には一切しない
表情を彼女に対して向けてしまった

鋭い視線

厳しい言葉をぶつければ

彼女は諦めて辞めてくれると思った

そして、彼女は辞めた

おれの予想していた通りに

彼女は声を殺しながら肩を酷く震わせながら
静かに泣いていた

だけど、
俺が1度も予想していなかった出来事が起きた

「県1のセッターの裏の顔は
こうなっているんだな。呆れた

マネージャーを大切にしない奴は
ただのクズだ」

そういって、俺に向かって
こう言った

そして、彼女に手を伸ばし一瞬で

連れ去った

彼女がいなくなった後、
俺は追いかけることすら出来なかった

俺と彼女には
分厚い壁があったから

そして、彼女は壁を壊そうとしていたけれど

俺が壁をより強化させてしまい

彼女に被害が出た

そして、

今、俺に被害がでた

彼女はいなくてはならない存在だった

彼女の居ない部活は

青春の1文字も無かった