(12)告白 ページ12
牛島「そろそろ時間だ…姫」
『あ!おけおけ!ありがとう!
はーい、片付けー……あれ?
ネットとか片付けてくれたの!?』
牛島「あぁ、
いつもさせてしまっているからな」
天童「恩返しだよー、選手からの恩返し〜」
『覚が言うと下心ありそうで疑うわ〜』
天童「酷くない!?」
『ねー、みんなー』
「そーですよねー!」
「天童先輩の言うことは
ろくな事じゃないですもん」
『……』
天童「ね!ひめちゃん!
笑ってるの分かるから!肩震えてるから!!」
大平「てか、早くしな、チャイムなるよ」
『はーい、じゃあみんな、放課後ね〜』
「「「ありがとうございましたー!」」」
ーーー
今日の朝練は終わった
チャイム 5分前
いつも号令に間に合うのかギリギリな時間
なのだ、
みんな、バレーバカだから
ギリギリまでしたいんだってさ
ほんとに、プレーしている時は
かっこいいんだけどね
牛島「姫、行くぞ」
『ちょっと、まってよー』
牛島「待ってるだろ、早く」
『はいはい、急かさないで』
牛島若利と、同クラです
3年間 いくらなんでも長すぎだよね
ーーー
「あ、あの、姫崎さん!!」
『はい?』
放課後、部活に行こうとしたら
同じクラスメイトの人から止められた
「僕、、、姫崎さんの、ことが!
ずっ〜〜と、、、前から!!」
牛島「おい」
『!?』
すると、若利が後ろから両耳を塞いだ
天童「昨日、彼女に振られたんでしょ
それなのに【ずっと前から?】
ふざけんじゃねぇぞ、潰すぞ。
体目的だよねー?
姫ちゃん、相手にやめてくれる〜??
散れ」
すると、クラスメイトの男の子は
その場から立ち去った
立ち去ったのと同時に
開放される両耳
『??……ねぇ、なんだったの?』
牛島「…急用を思い出したそうだ。」
天童「ねぇー、用事忘れるなんてねー」
『…ふぅーん』
私、知ってるんだよ
若利が通りすがりの天童をアイコンタクトで
止めて、天童が来たと同時に耳を塞いで
私に悪口が聞こえないようにしてくれて
その人を追い払ってくれたんでしょ??
両耳を塞いでも
かすかに声が聞こえるんだよ
私のことを守ってくれて
ありがとう
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作者名:楓子 x他1人 | 作成日時:2020年1月13日 22時