【忍たま】西方に有る聖人と全員出動大作戦

21話~良い子は笑顔が一番~ ページ22

ｺﾞｿｯ
　
　

　


　

黒木「A先輩……」


　

貴方「……ん？どうしたの庄左ヱ門」



　


　

一年は組の良い子達と同じ部屋で雑魚寝していると僕の隣に移動してきた庄左ヱ門


　

部屋の隅で横になって寝てるから、庄左ヱ門と壁に挟まれる形になるけど、隅っこ感あって落ち着く……これならさっきよりも寝やすいかも


庄左ヱ門体温高いしそばに居ると眠るのに丁度いいんだよね


　


　

　

黒木「……喜三太、大丈夫…なんでしょうか」

　


貴方「………」


　

黒木「ちゃんと帰ってきますよね？」



　


　


そう言って不安そうに僕の服を掴んで見上げる庄左ヱ門


珍しいな、君がそんな表情するなんて


　


　

……まぁいくら忍たまと言えどまだ子供だし仕方ないし当たり前だよね


　



　

　

貴方「大丈夫だよ、向こうには仙蔵先輩と利吉さん、それに厚木先生達もいるからね

喜三太は怪我なく戻ってくるよ」


　


黒木「…………」

　


　
貴方「僕が嘘ついた事ある？」

　


　
黒木「無いです……信じます、信じてますよ先輩」


　

　
貴方「うん、僕を信じてくれ庄左ヱ門」


　


　

　


最悪の場合の手段が僕にはあるからね、喜三太が帰ってこないなんてありえないさ



それにあの子は意外と順応性高くて臨機応変な所がある、ナメさん達に何もなければ上手くやれてはいるだろう


　
あの城の城主はいい具合いに臆病で馬鹿だから変に殺すような真似はしないだろ





とあいえ……もし喜三太に傷一つあればそんときは…
　

　


　

　


　


　
　
黒木「………A先輩、顔が他の子達には見せれない顔になってますよ」




貴方「おっと僕としたことが失敬失敬……ほら、いつもの西有Aだぞ〜！」



　



いないいないばぁをする感じで庄ちゃんに笑って見せれば庄ちゃんは何ですかそれ、て言って笑った



ん、やっぱ良い子達は笑顔が良く似合うね



　



　


貴方「ほらもう寝なさいね、体を休ませないと後からがキツイからね」


　

黒木「…………」



　
貴方「？何かな、庄左ヱ門」



　



　


顔に米粒でも着いてたっけ？いやでも庄左ヱ門ならもっと早くにそれ指摘するはずだし……


え？じゃあ何でこんなに庄左ヱ門は僕の顔見てくんの？




　


　


黒木「………えい」




ﾁｭｯ




貴方「………」



　
　



黒木「おやすみなさい」




　



　



んんんほっぺぇぇぇ！！！！庄ちゃん可愛い！！

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