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文化祭当日
学校内の熱気が上がる。模擬店のたこ焼きは嬉しいことに大繁盛でお客さんが絶えへん。
神ちゃんともしかしたら今年はまわれなさそうやなって言ってた。ほんまはA誘ってまわりたかったけど。
神「そういや椎奈さんミスコン出るっぽいで」
重「え、そうなん」
神「あ、聞いてなかった?ごめんごめん」
1年2年ではミスコンの出場断ってたから出ぇへんねやとおもってた。Aの友達に誘われてほぼ強制参加の形で出るらしい。
重「えぇー見に行きたいって」
神「こんなけ混んどったら見に行く時間なさそうやな」
内心死ぬほどガッカリしてるけどお客さんには関係ないから必死に手を動かした。
「おまたせ、2人とも店番ありがとー」
重「ぅおう、あぁ全然大丈夫やで」
店番してたらAが来た。今からの時間帯はAが店番の担当らしい。
神「あぁ、しげやっと喋れたんや!ずっと喋りたいって言ってたもんn重「ぁぁああっ!!そういえばミスコン出んねんてな!!!!」
「え、あぁうん。断れなくて笑」
苦笑いしながら言う。そら誘われるか、こんな綺麗なんやもん。
「ほんとはあんまり出たくないんだけど、、
大毅くん見に来てくれる?」
この前から変わった呼び方ににやけそうになる。俺の隣で神ちゃんは死ぬほどニヤけてるけど、、、。
重「ぁあ、えっと、多分お客さん多くて行かれh 神「いいよいいよ人手足りてんねん!"大毅くん"連れてったってー!!」
早速名前呼びいじってんなよ、人手も足りてないやんけ。
くっそ、ええパス出しやがって笑。
「ふふっ、じゃあ頑張れるかも」
ミスコンが始まるまで死ぬほど働いた。俺の代わりに入ってくれる人のためにもそれはそれは死ぬほど。
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作者名:茉莉花 | 作成日時:2024年2月1日 23時