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文化祭の準備がどんどん進んでゆく。
Aの書いたポスターと看板も半分以上完成に近ずいている。
作業しやすいようにAがデザイン案を事細かに書いたプリントを作ってくれたから良くも悪くもAに聞くことがなかった。
神「、、、あ」
重「ん？どしたん？」
神「ペンキ無くなってもうたー
買いに行ってくるから2人で作業進めといてくれん？」
なんやこれ、なんかしらのチャンスですか？
って思ったけど気まずい時間が流れて死にそう、死にたい。
「「あのさ！、」」
気まずい時間をどうにかしようと声掛けたら向こうも同じこと思ってたみたいで声が重なる。
おかしくなって2人で吹き出してもうた。
重「んふっ、どうしたん？笑」
「いや、聞こう聞こうと思ってて聞けなかったんだけど」
重「うん」
「同じクラス3回目なのに初めて話すのなんか変な感じ。
付箋とかじゃなくてもっと話しかけてもいいんだよ？」
やっぱ聞かれるやんな、そらそうや変な関係すぎてたもん。
重「や、なんか声かけようと思ってたら結構経ってて逆に話しかけられんくなってもうてん笑。
椎奈さんとずっと話したいと思ってたんやけど笑」
「､､､戻ってる」
重「ん？何が？」
「名前、椎奈さん呼びに戻ってる
やっぱり重岡くんには名前で呼ばれたい」
ん"っ！！まって！死ぬ！直で言葉で聞くのってこんなに破壊力あるん！？聞いてない！
内心荒ぶりすぎてるけどバレないように冷静に応える。
重「ごめんごめん、Aって呼ぶわ」
「うん、そっちの方が嬉しい。
重岡くんは？」
重「え、？」
「なんて呼ばれたい？」
これはなんて言っても許されるやつですか？
重「、、、みんなからはしげって呼ばれてるけど
Aからは大毅って呼ばれたい」
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作者名：茉莉花 | 作成日時：2024年2月1日 23時
