8. ページ9
『‥えーと。‥柊Aです。‥できれば仲良くして欲しぃ‥です。‥』
こんな感じで良いのかな。自己紹介することはあんまりないから、ちょっと恥ずかしい。最後らへんは声が小さくなっちゃった。
もっと何か言った方が良い?好きな食べ物とか趣味とか‥‥
どうしよ、好きな食べ物も趣味もない。
何か、何かない!?何か言うこと‥‥
「私は家入硝子。同じ女子がいて嬉しい。よろしく〜。」
「私は、夏油傑。よろしくね。」
あ‥
良かった。あの自己紹介で良かったのかな。
一安心。
夏油「柊さん、急にすまないがあれはいいのかい?」
『‥あれ?』
夏油「ほら、後ろの。」
そう言って、夏油くんは私の後ろを指差した。
私の後ろに何かあったかな?後ろには五条悟しか‥‥
いや、五条悟がいたんだった。
さっきまで、呆然と立っていた彼は凄い不機嫌で席に座っていた。怖い。何あの人。あの人の周り氷点下なんだけど。もしかして、私の言葉に苛ついたのかな。ちょっと言い過ぎたかも。
五条「‥んだよ。」
あ、見てたのバレた。
『いえ何も。気にしないで下さい。』
すぐに前を向いて夏油くんと話す。
『‥彼はそのままで大丈夫です。それと、先程は近くで騒いでしまいすみませんでした。騒いだ原因は私達にありますので決して巻き込むことはしません。ご安心下さい。』
夏油「‥そうかい。あと「あのさ〜。その敬語やめない?」‥家入さん、人の言葉を遮らないでくれ。」
まあ、私もそれを言おうとしてたけど、と夏油さんが続いた。
その瞬間、私の顔は真っ青になった。
✎_____________________________
夏油傑様と家入硝子様の話し方が分からない!
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔夜 | 作成日時:2023年12月13日 0時