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一人で虚無を背負っている時だった。
急に電話が鳴って、確認すると実家からの電話。
いつもなら、実家からだと分かるとすぐに対応するのだが、自分の病気の事もあり出るのに遅れてしまった。そのため出た瞬間、
「遅い!!」と怒鳴られた。
「この、親不幸者が!!病気になるとはどういう事だ!!恩を仇で返すなと言ったはずだぞ!!」
『申し訳ございません。』
「五条悟との結婚はどうする!?せっかく話をつけてやったのに!!この不届き者!!」
『申し訳‥「それしか言えないのか!?‥‥はぁ、‥もう良い。‥五条悟との結婚は破談だ。これからオマエは任務だけをし続けろ。金を稼いで、家に送れ。これを繰り返すんだ。死ぬまでな。ああ、念のため言っておくが、今言った事をしなかった場合‥
オマエの大事な友人が酷い目にあうぞ。」
『は‥、?』
『それは、どういう意味ですか?』
「そのままの意味だ。やり方は沢山あるな?任務を多く与えて精神的に攻めてもいいし、階級が上ばかりの任務を毎回与えてもいい。どうだ?これが嫌なら、オマエは言う事を聞くしかない。」
『‥‥。』
「返事が聞こえないぞ。」
『‥はぃ‥。分かりました‥。』
「あと、破談した理由はすべてオマエのせいにするからな。」
ツーツーツー
そこで電話は途絶えた。
私はもうずっと放心状態だった。
これが現実だと思いたくなくて、
これが現実だと信じたくなかった。
本当は夢だと信じたかった。
『ははは‥。‥‥これからどうしよう。‥どうすればいい?』
誰か、
たすけて
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作者名:朔夜 | 作成日時:2023年12月13日 0時