シルバーの相棒 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:9,740 hit

episode 1 ページ2

ー達也sideー

俺が今日からくぐる門。魔法科高校では一番の成績を誇る第一高校。俺と深雪は今日から此処に通う事になる。……アイツも受ければ良かったのに。まぁ、それはそうと深雪の新入生答辞は良かったな。多く入ってるワードはあったが、誰も気づいていないとようだった。

エリカと美月、レオと親しくなり深雪を待っていた時、事件(なのか？)が起こった。

「貴方がたが今、どれだけ優れていると言うんですか！」

「そんなに知りたいなら教えてやろう！」

と、まぁ、魔法戦争になりそうだったとき、外からサイオンの球、七草真由美の魔法が閃光魔法の術式を粉砕した。

「相手に対しての魔法は校則違反の前に犯罪行為ですよ！」

そう言いながら会長は横に風紀委員長渡辺摩利を引き連れてやって来た。

「風紀委員長の渡辺摩利だ。1ーAと1ーEの生徒だな。ついてきなさい」

これはマズイな。そう思い前に出た。まぁ、言い訳をしようとして。

「悪ふざけが過ぎました」

深雪を守る為だ。やむを得ん。しかし、相手の上級生は顔を歪め、不服そうな顔をした。

「悪ふざけだと？その様には見えなかったが」

『本当に悪ふざけが過ぎただけだよ。このこのさ……何だっけ』

「クイックドロウな。とても有名ですので」

嘘はいっていないが。お前、いたのか。

「じゃあ、あの女子生徒の魔法は？」

あれはただの閃光魔法だ。攻撃の内に入らん。早く回答した方が良さそうだが此奴がベラベラと喋りそうだな。

『いやいや、ただの閃光魔法じゃないっすか～なぁ？』

そう喋りながら、金髪の男子生徒が前に歩み出ていた。