33話 ページ39
弔「ただいま三ツ葉。ご苦労だったなぁ。」
あれから数分、黒霧さんのワープゲートで弔兄さんが帰ってきた。
既に皆が集められている。
今は、Mr.コンプレスと一緒にコーヒーカップの破片を片付けているところだ。
「あ、おかえりなさい。……弔兄さん。」
変に力がこもった言い方をしてしまった。
弔兄さんが眉を潜める。
弔「どうした三ツ葉？何かあったか？」
なんでこの人は勘が鋭いんだろう…。
答えに困っていると、Mr.コンプレスが助け舟を出してくれた。
Mr.「コーヒーカップを壊したのさ。これ、三ツ葉ちゃんが気に入ってたやつだろう死柄木？」
弔「あ？……あぁ。俺が買ってやったやつだな。でも三ツ葉の"再現"なら直せるだろう？」
「な、直せます…けど、任務中に結構激しく消耗したので……今すぐに、は無理です。」
弔「あぁ、なんだ。疲れてるのか。あとはいいから寝てこい。」
弔兄さんに立たされ、出口へ誘導される。途中で黒霧さんに
黒「三ツ葉、優しさは嬉しかったですが、あまり無理はしてはいけませんよ？」
と、言われてしまった。
「ごめんなさい…」
素直に謝ってドアを開ける。
弔「しっかり休んでこいよ三ツ葉。」
優しく頭を撫でられて、泣きそうになった。
涙を堪えて部屋に向かった。
ごめんなさい、弔兄さん。
私はもう、貴方を兄とは慕えない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ペペペロンチーノ - 星の数を200にしちゃった、、、、しかも神作品で星を200にできるって自分運よすぎ！！！ (2021年4月28日 23時) (
レス) id: 012b797ce5 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧駿(プロフ) - 龍波さん» 龍波様、コメントありがとございます！三ツ葉ちゃんはきっと弔兄さんと個性なしで互角の腕相撲が出来るほど腕力があるんだと思いますよ笑 これからもよろしくお願いします！ (2017年11月2日 16時) (レス) id: 9f0c91b106 (このIDを非表示/違反報告)
雨霧駿(プロフ) - かぁびぃ(駄作者)さん» かぁびい様、ありがとございます！日にちはバラバラになると思いますが更新は必ず2話以上することを決めています。これからもよろしくお願いします！ (2017年11月2日 16時) (レス) id: 9f0c91b106 (このIDを非表示/違反報告)
龍波(プロフ) - もみじ跡付くほどの強さってw (2017年11月2日 8時) (レス) id: b207821b52 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - たくさん更新がされていて、跳び跳ねん勢いで読ませていただきました！夜分に二回目のコメント、失礼します！受験生とのことで、毎日目が回るほど忙しいことと思います。無理なく更新頑張ってください。影ながらですが、これからも応援しています！ (2017年11月1日 21時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨霧駿 | 作成日時：2017年10月4日 19時
