お辞儀は30度だよね ページ6
『すんませんでした』
ぺこりと部員にお辞儀をする。顔を上げると北さんがいつもみたいに肩にジャージをかけている。
北「全然平気やで。それより右足大丈夫なんか?
やすんでもよかったんやで」
『いえ!きっと大変やと思って』
赤「まぁ2年がずっと新里の面倒見てるけどな」
『…ほうですか』
角「神凪大丈夫?」
『…え?』
角名くん、君今までと全然態度違うやんか。でも
うちの表情筋は動かないで。ちっと声が漏れただけや。んふふ。
『大丈夫やで。ありがとうなぁ』
角「ブッッッッ」
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?
え?笑われたん?
角「ほんとに癖なんだね」
『あぁおんまぁな』
角「あと痛い時あんな性格になるんだね」
『…』
赤「あんなってどんな感じだったん?」
赤木さん。お願いです。聞かんで。興味津々やめてぇや。
角「いだいぃぃぃぃって泣き喚いてでも笑ってました」
『…』
赤「まじで!?泣きながらわらっとったんか!?」
『はい…』
赤「やっぱり神凪は面白い奴やと思っとったで!!俺の勘よう当たるんや!」
『うちおもろないですよ』
赤「おもろいねん!なぁ角名!」
角「ちょー面白いっす」
もっと聞かせてやーって赤木さんが角名くんにいって2人で話しているのを見送ると水道場に行く。
七恵「侑君ありがと!!助かったよ!」
侑「ええねん!ていうかいつも1人でやってるん?」
七恵「んと…ほとんど私…かな ハハ…」
「でも気にしないで!環ちゃんは良い子だし」
侑「はぁ!?ふざけとんのかアイツ!どついたるわ!!階段から落ちて正解だったんちゃう」
なんだコイツ。ハハ…ちゃうぞ。ほとんど私とか笑かしてるつもりなんかな。あんまおもろないで。
『七恵ちゃんごめんな。階段から落ちてもうて』
七恵「ビクっっ!全然!大丈夫!?うわぁ松葉杖大変そう…」
あんた演技下手やんな。あんたがかわりに落ちてくれたらどんなに嬉しかったか。
あと睨まんといてや侑君。怖いわぁ。
『大変やけど後仕事残っとる??』
七恵「あぁあと洗濯だけだから私やるよ!!」
『分かった。ありがとさん』
侑「おい。ちょぉ待てや」
あれうちめっちゃ嫌われてるやん。
侑「お前仕事七恵ちゃんに押し付けてるんか」
あらまぁ。いやねぇ。七恵ちゃんを見れば下を見ている。
侑「答えや」
『んーとうち押し付けたことありませんよ』
侑「七恵ちゃんがいっとったんや。嘘つかへんやろ」
『へぇ…』
七恵「っ…」
はぁ
ガッキーTVで全然みない→←お姫様抱っこって誰が名前付けたの
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作者名:あまね。 | 作成日時:2020年4月1日 1時