日録2.動物に好かれる ページ3
『金狼銀狼〜今日も門番お疲れ様〜』
「あ!Aちゃ……蛇!?!?」
『なんか…くっついてきちゃって……えへへ〜』
さっきまで森にいた私。
ヤドクガエルの毒が欲しいな〜…と思って、村から結構離れた川周辺を探し回っていた時。
一匹の蛇を見つけた。
『ヒバカリ……かな?死んではない。えぇどうしたんだろ……お腹すいたのかな』
ヒバカリは他の蛇とは違い、魚も食べる
手持ちの食料に魚は……ある。
…………あげちゃおっ
『おぉ……いっぱい食べるね〜』
魚あげたし、そろそろ戻ろうかな…
『じゃあね〜』
しばらく歩いて、後ろからガサガサと引き摺る音が聞こえた
振り返ってみると、さっき魚をあげた蛇がついてきていた
『あれ〜?ついてきちゃった………』
…………やっぱり蛇可愛い……
足ををちょんちょんする姿が可愛くて、つい肩に乗せたら___
『このまま離れなくなっちゃった〜』
「たまに再確認するけど、ほんとAちゃんって好かれやすいよね………毒持ちだとすぐ捕まえるのに」
『う〜ん、捕まえるって言っても直接殺したりはしないからかな〜?』
「どうするのだその蛇、飼うのか?」
『暫くは家に置いとこうかな〜って、大きさ的にまだ子供だから……』
首に巻きついてくる蛇の頭を指で軽く押すと擦り寄ってくれる。あぁあぁぁぁ可愛い…………
『ふふ、今日もいっぱい食べてる〜可愛い〜』
「A……一応聞いておくがその蛇はあの時連れてきた蛇か?」
『うん!結構大きくなったよね〜』
「いや、結構って言うかかなりやばい程成長してない!?もう大人でしょぉおぉ!?!?」
『え〜でも可愛いからまだ家に置いときたい…』
ねー?なんて返事が来ないのは分かりきっているのにだいぶ大きくなったあの日の蛇の頭を撫でる
今日もまた森の中で優しい動物たちと出会うのです
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ひか - ヤベエッス!(⊃|∀|⊂)理想的な小説です!!(私にとって) (2020年6月18日 22時) (レス) id: 186ecad035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べーたでーた | 作成日時:2020年4月19日 7時