【ハイキュー！！】世界で1番嫌いな日【宮侑宮治】 (ページ15)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:3,482 hit

× ページ15

私の体は歳をとる事に大人になっていく。

子供を作るために胸も腰周りも成長していくし、
お尻周りだって変わってくる。知ってた。

そして母性本能で本来やれるはずのこともブレーキがかかる。

勘違いしてた。

歳をとると侑と治と違う人間になるんやない。

生まれた時から違う人間なんや。

同じ人間なんてこの世の中に2人もおらん。

似てても、名前が同じでも、それはどれも〝違う〟

私が違うと思ってた顔つき、
骨格も変わってくるから侑治の2人ほど顔は似ない

2人と全く違うと思ってた性格は、
私の女らしくない性格を補完し、繕ったもの。

歳をとると変わるんじゃなくて

私が勝手に変わってったんじゃないか。

大人気な兄2人にびびって勝手に
静かになっていったんじゃないか。

侑と治は子供っぽい。

それは、昔から変わらないことだ。

でも家では私の方が子供っぽい。

私だって治のプリン勝手に食べるし、
私のゼリー勝手に食べられたら怒るし。

これの何が恥ずかしかったんだろう

本当の自分を隠したら何になると思ってたんだろう

当たり前の成長、
ありのままの自分を隠したって何も楽しくない

『私、バレーには興味ないんですよね。
侑と治とちゃうし。』

過去にマネージャー勧誘をそう言って断ったことがある。

本当は、2人とずっと一緒にいるのが怖かったから。

でも私、やりたいことはちゃんとやりたいって言うんだ。