【ハイキュー！！】世界で1番嫌いな日【宮侑宮治】 (ページ12)

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北「ほぉん、前髪なぁ。
けど、なんでなん？？」

A「えと、それは…」

北「あんな、年取るのが影響すんのはな、
年齢だけやないんやで」

A「…え」

前髪あげられるのが嫌で喧嘩した、
としか言ってないのに全てを理解したように
こっちに向き直ってそう言う北さん。

北「ほら、小学生ん時の保健でやったやろ
男と女はな、嫌でも違いが出てまうんや。」

A「それは知ってます…」

北「せやろ？
肌にも体つきにも感情にも年齢は関係すんねん。」

A「それも…」

北「侑は侑、治は治、AはAや。
Aは2人より先に〝大人〟になろうとしとる。

それはな、呪いでもなんでもないで。成長や。」

侑と治と似てなくても、兄弟なのはかわらん。
同じやつが3人おるほうがおかしいよ。
同じやつは2人はおらん。なんて言う北さん。

私は間違ってるのかな。

北「侑と治が前髪切った方がええって言った理由は分かるで。ニキビの治し方なんかいくらでも教えたるよ」

ニキビが嫌で前髪切れませんなんて一言も言ってないのに。

北「もっと自分らしく生きぃや。」

笑いかける北さん。

A「私…らしく？」

北「せや」

北「やりたいことやった方が楽しいし」

北さんはそういうとこずっと立ち上がって
またな、と言って行ってしまった。

教室に戻る途中角名くんに会った。

角名「さっき治が探しとったけど…」

A「ねぇ、角名くん。
あんね、実はな？
私、心は全然大人やないんや。」

角名「…ん？？」

A「私、自分がやりたいようにやる！」

角名「え？？」

そう言うと教室に走った